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第17回 LLCとNetBEUIプロトコル基礎から学ぶWindowsネットワーク(1/3 ページ)

NetBEUIとLLCは初期のWinネットワークを支えた核心プロトコルだ。これらの知識は現在のWinネットワークの理解にも欠かせない。

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連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 
Windows Server Insider

 

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 前回まではNetBIOSのサービスの概要とTCP/IPプロトコルの詳細について解説してきた。今回からは、いよいよWindowsネットワーク・プロトコルの核心であるNetBIOSや、ファイル共有サービスのためのSMBプロトコルなどについて見ていくことにする。今回は、一番基本的なプロトコルであるNetBEUIプロトコルと、それに関連するLLCプロトコルについて解説する。

 Windowsネットワークにおける基本は「NetBIOS」というAPIであることはすでに何度も述べた。NetBIOSはプログラミングのためのインターフェイス(サービス)であり、実際にはNetBEUIやTCP/IPといったプロトコルの上に構築されている。このため、ネットワークのパケットを調べてみると、次の図のような構造になっていることが分かる。図の中にある「NetBIOSデータ」となっている部分がファイル共有のためのプロトコル(SMBプロトコル)やユーザー・データであり、これは下位プロトコルによらず(ほぼ)同じ内容となっている。今回はこのうち、1のNetBEUIプロトコルの構造についてみてみよう。同時に、NetBEUIとともに使われるLLCについても解説しておく。


Windowsネットワークにおけるパケットの構造


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