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資金計画の立て方開業【パーフェクト】マニュアル(1)(4/5 ページ)

「開業したいけれど、どのような手続きが必要か分からない」「資金はどのぐらい必要なの?」―― その疑問、お答えします。独立開業を目指す人必読の、新連載スタート!

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4 開業当初の運転資金を把握しよう

 次に必要なのは、開業してから売り上げ代金を受け取るまでの期間に、いったい幾らのお金が掛かるのかを把握することです。

 物が売れなくても、経費は出ていきます。お客さまが入らなくても、家賃は掛かります。人を雇う場合には、売り上げがないからといって給料の減額はできません。

 このように毎月営業していくために必要となる資金を、「運転資金」といいます。開業当初の運転資金を把握するために、下の表を埋めながら、当初3カ月間の計画を立ててみましょう。もちろん3カ月でなくても構いません。開業時点でお客さまを確保できていて、代金回収のめども立っている場合には1カ月で十分でしょう。

 しかし、そのような恵まれた状態で開業する人はまれです。開業から順調に商売が回り始めるまでの期間を長く設定すればするほど、石橋をたたいて渡る万全の資金繰りができます。

 逆にいえば、お金が入ってくるまでの期間が長いほど、開業当初に用意しておかなければならない運転資金も多くなります。3カ月というのは、開業してから軌道に乗り始めるための最短期間です。大変だとは思いますが、「開業して3カ月の間に軌道に乗せる」という決心で営業活動に勤しむことを前提に、必要資金の金額を算出してみましょう。

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