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【 find 】コマンド(基本編)――ファイルをさまざまな条件で検索するLinux基本コマンドTips(31)

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「find」コマンドです。

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 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ファイルをさまざまな条件で検索する「find」コマンドの基本編です。

findコマンドとは?

 「find」は、場所を指定してファイルを検索するコマンドです。ファイル名だけではなく、ファイルの種類や更新日時など、細かい条件を指定して検索することができます。また、見つけたファイルに対して「アクション(コマンド)」を実行させることも可能です。


findコマンドの書式

find [オプション] [検索パス] [検索式]

※[ ]は省略可能な引数を示しています



findコマンドの主なオプション

 findコマンドの主なオプションは次の通りです。

オプション 意味
-P シンボリックリンクをたどらない(デフォルト)
-L 全てのシンボリックリンクをたどる
-H コマンドラインで指定したシンボリックリンクをたどる
-D オプション 診断用の情報(デバッグ情報)を出力する。オプションには次の文字列が入る
help:デバッグ用オプションの説明を表示
tree:検索式を構造化した情報
stat:statやlstatを使ってファイルを調べたときのメッセージ
opt:検索式を最適化する際の情報
rates:各処理の成功した回数と失敗した回数を表示
-Oレベル 最適化レベル。「-O1」はファイル名による判別を先に行う(デフォルト)。「-O2」「-O3」では別の判定を先に行うなどで処理を高速化する


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