「ブロックチェーン大学校」、ブロックチェーン推進協会が開校:FinTechを推進するエンジニア/担当者向け
ブロックチェーン推進協会(BCCC)が、ブロックチェーン技術の正しい知識や使い方を学べる「ブロックチェーン大学校」を開校した。第1期は2016年8月17日から。全8回の講義を予定する。
ブロックチェーン推進協会(BCCC)は2016年8月17日、FinTech実務担当者向けの教育プログラム「ブロックチェーン大学校」を開校した。
ブロックチェーン大学校は、FinTechの中核技術となる「ブロックチェーン」の正しい知識や活用方法を要するエンジニア、ブロックチェーンの導入を検討するBCCC会員の金融機関や企業の担当者を対象に展開。体系的にブロックチェーン技術を学び、活用していくための教育カリキュラムを用意した。
教材は、米Blockchain Universityの講師を務めるライアン X・チャールズ氏が作成。講師には、ビットコインの大手取引所ビットバンクの技術顧問を務めるジョナサン・アンダーウッド氏を招いた。
第1期は2016年8月17日から全8回実施される。定員は30人、受講料金は6万円(税別)。今後、第2期および第3期も開校する予定。
特集:FinTech入門――2016年以降の金融ビジネスを拡張する技術
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