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職人はコミュニケーションをとるのが上手?――エンジニアが生涯「職人」として働く4つのポイント仕事が「つまんない」ままでいいの?(21)(2/3 ページ)

もしあなたが、生涯「職人エンジニア」として働きたいなら、他の「職人」の特徴を取り入れてみるといいかもしれません。仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回のテーマは「『職人エンジニア』として働くためのキャリアデザイン」です。

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「職人」に共通する4つの特徴

 では「職人」の特徴を見てみましょう。

 ちなみに、辞書で「職人気質」を調べたら、「職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質」とありました。こういうイメージですよね、職人って。

1 確かな技術や強い探求心がある

 職人は、確かな技術を持っています。また、強い探求心があるのも特徴です。技術の向上に余念がありません

 「料理が下手で、探求心がない料理人」のお店には、行きたくありませんもんね。

 技術力や探求心については、エンジニアの十八番でしょう。

2 強いメンタリティがある

 職人には、強いメンタリティがあります。ここで言う強いメンタリティとは、「何事も諦めない、へこたれない心」です。

 なぜ、職人は強いメンタリティがあるのでしょうか。

 理由の1つとして「厳しい修行」が挙げられます。料理人や大工さんのような職人は、最初は下働きで、時には先輩の理不尽な要求にも耐え抜き、何年も修行を積んでやっと仕事を任されるのが特徴です。先日会った40代の美容師さんによれば、「私たちの時代に比べれば、今の美容師業界は以前ほど厳しくない」とのことですが、それでも職人の入り口は「修行」と言って間違いないでしょう。

 エンジニアには、「修行」というイメージはあまりないですね。もっとも、「毎日の残業は十分修行だ」という人はいるかもしれませんが(笑)。

 何事にもへこたれない強いメンタリティ、ありますか?

3 独立心がある

 職人には、若いときから「自分の店を持ちたい」「独立したい」といった独立心があります。

 もちろん、会社に属して働く職人もいますが、かなうことなら独立したいと思っている職人が多いのではないでしょうか。

 一方、エンジニアで独立心がある人は、あまり多くないように感じます。近年はフリーランスで働く人も増えてきましたが、独立行政法人 情報処理推進機構のIT人材白書にフリーランスの意識調査が始まったのは、2016年4月に刊行されたものからです。それまでは調査自体行われていませんでした。

 ちなみに、筆者は現在の仕事に就く前、2004年にプログラマーとして独立しました。独立した理由は、独立前に働いていた職場環境が「我慢できなかったから」です。職人が若いときから抱いているような、前向きな動機ではありませんでした。勢いで辞めたので、その後が大変でした。

 独立してしみじみ感じました。「独立心があるかないかは、仕事に対する意識に与える影響が大きい」と。もし、「職人エンジニアになりたい」「生涯にわたってエンジニアとして働きたい」と思っているなら、実際に独立するか、しないかはさておき、できるだけ若い時期から、独立心を持っていた方が良いでしょう。「持とう」として持つものではないかもしれませんが、意識はできます。

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