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メールのセキュリティ対策を診断、AJSがOffice 365ユーザー向けに無償提供メールの1%は「有害」

AJSは、Office 365ユーザーのメールセキュリティ対策の有効性を評価する無償サービス「FireEye FireProof Eメール診断サービス for Office365」の提供を開始する。受信済みのメールを分析して、対策をすり抜けた脅威が潜んでいないかどうかを調査する。

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 AJSは2019年1月31日、ファイア・アイと共同で、Office 365ユーザーのメールセキュリティ対策の有効性を評価する無償サービス「FireEye FireProof Eメール診断サービス for Office365」の提供を開始すると発表した。

 同サービスは、既存のOffice 365環境についてメールの脅威対策が有効であるかどうかを評価する。受信済みのメールを分析して、対策をすり抜けた脅威が潜んでいないかどうかを調査する。

メールを使った攻撃が増加の一途をたどる

 診断に当たっては、ファイア・アイのデータセンターから、顧客が評価を依頼したメールボックスにアクセスして調査する。評価対象以外のメールボックスにはアクセスしない。

 診断では顧客ごとに独立した仮想環境を構築して、情報漏えいを防ぐ。評価を実施するデータセンターはISO27001とSOC2認証を取得済みだ。ファイア・アイのデータセンターとOffice 365との間は、TLS(Transport Layer Security)で暗号化して通信する。

 メールを使った攻撃は増加する一方で、ファイア・アイの「FireEye Eメール脅威レポート」によると、企業が受信するメールのうち約1%は有害なものだという。

 IPA(情報処理推進機構)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2019」ではビジネスメール詐欺による被害が2位に入るなど、メールのセキュリティ対策が重要になっている。

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