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仕事が「つまんない」ままでいいの?(52):

つまらない仕事にアサインされて“やさぐれる”前に (2/4)

「別に、やりたいことがないから」と上司に何もアピールしないのは、ひょっとしたら「つまらない仕事でも何でもやりますよ」とアピールしているのと変わらないのかもしれません。

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楽しい仕事がアサインされない理由

 上司が仕事をアサインする際、気に掛けることを挙げてみます。

 1つ目は「タイミング」です。プロジェクトには始まりがあって、終わりがあります。そのタイミングや状況はプロジェクトによって異なります。タイミングは読めなくはありませんが、他のプロジェクトとの絡みやその時のメンバーの状況など、タイミングを計るのはなかなか難しいものです。

 2つ目は「スキル」です。新入社員にいきなりプロジェクトのリーダーを任せることがないように、仕事をアサインするときは、そのメンバーが仕事をやり遂げるだけの「スキル」は必須です。本来なら、周囲からの信頼や人柄といったものもありますが。ここではそれらも含めて「スキル」としておきます。

 3つ目は「思い」です。仕事のアサイン時、その仕事を「やりたい!」という人と、「別に、どっちでもいいです」という人なら、「やりたい!」という思いを持った人をアサインしたくなります。なぜなら、「○○がやりたい」と思っている人の方が、「何でもいい」と言う人よりも自発的だし、やる気を持って働いてくれる可能性が高いからです。

 上司がメンバーに仕事をアサインする場合、プロジェクトの「タイミング」もあるし、「そろそろ、○○さんにも新しい仕事を覚えてほしい」など、チームやメンバー全体の「スキル」を考えて、人を割り振ることもあります。ですから、「○○の仕事をしたい」というあなたの「思い」が、必ずしもかなうわけではありません。

 でも、「タイミング」と「スキル」が合うのなら、メンバーの「思い」をかなえたいと思っているのが、上司なのです。

上司に「やりたいこと」をアピールしているか

 ここで考えたいのが、あなたの「○○をしたい」という思いが上司に伝わっているのかという問題です。

 もしあなたが、「つまんない仕事ばかりやらされる」と感じていたら、少し考えてみてほしいのです。上司に「○○をしたい」とアピールしたことはありますか?

 「あるよ」という人もいるでしょう。一方で、「アピールしたことがない」という人もいるのではないでしょうか。

 「アピールしたことがない」場合、その理由は何でしょうか。「アピールするのは、何となくガツガツしているように感じる」「アピールするほど、やりたいことが明確でない」「そもそも、やりたいことがない」「仕事は、部下のスキルや人間性を考えて、上司が決めるものだ(部下は考える必要がない)」など、いろんな意見があるでしょう。

 でも、やりたいことをアピールしていない場合、上司から「何をしたいのか分からない」と思われている危険があります。「何をしたいのかが分からない」とは、言い換えると「何でもいい」ということ。

 その結果、「やりたいことがある人からアサインしよう」「やりたいことが特にない人は後で決めよう」となります。

 「別に、やりたいことがないから」と上司に何もアピールしないのは、ひょっとしたら「つまらない仕事でも何でもやりますよ」とアピールしているのと変わらないのかもしれません。

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