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Microsoft、「Visual Studio Code」向けPython拡張機能の最新版を公開Jupyter Notebookや通知を改善

Microsoftは、「Visual Studio Code」用のPython拡張機能の「February 2020」リリースを公開した。Jupyter Notebookエディタの起動を高速化するなどの改良を施した。

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 Microsoftは2020年2月11日(米国時間)、「Visual Studio Code」用のPython拡張機能について、「February 2020」リリースを公開した。

 今回のPython拡張機能は、Visual Studio Marketplaceからダウンロードするか、Visual Studio Code(以下、VS Code)の拡張機能ギャラリーから直接インストールできる。Python拡張機能をインストール済みの場合は、Python拡張機能ビューでVS Codeを再起動するか、Python拡張機能を直接アップデートすることで、February 2020リリースに移行できる。

 February 2020リリースでは66の問題を修正し、多数の機能改良を施した。主な改良点は次の通り。

Jupyter Notebookエディタの起動が高速に

 Python拡張機能のJanuary 2020リリースでは、Jupyter Notebookエディタのパフォーマンスを大幅に改善した。February 2020リリースの特徴は、高速化の取り組みをさらに進めたことだ。

 Microsoftのベンチマークテストによれば、Jupyterサーバを起動してNotebookエディタを開く速度が2〜3倍へ向上している。最初のセルの実行も高速化した。ノートブックを開くときに、Jupyterサーバがバックグラウンドで自動的に起動するようになったからだ。

構成に関する通知を抑制

 これまで、Pythonインタープリタを選択しないまま、VS Code向けに構成済みのワークスペースを開くと、Python拡張機能によって、ツールのインストールを促す通知が多数表示されていた。ワークスペースでインタープリタが選択されていないと、インストールが失敗するようになっていた。


右下に3種類の通知を表示している 1つはインタープリタの選択を、他の2つはツールのインストールを促す通知だ(出典:Microsoft

 February 2020リリースでは、ツールのインストールを促す通知の表示を抑制した。インタープリタが選択されている場合にのみ、インストールを促す通知を表示する。


インタープリタの選択を促す通知のみを表示している(出典:Microsoft

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