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Docker DesktopとVSCode、Azure Container Instancesとの連携が強化DockerとMicrosoftが新たな連携

 Dockerは2020年5月27日(米国時間)、Microsoftとの新たな提携を発表した。Docker Desktopと、Microsoftのサーバレスコンテナサービス「Azure Container Instances(ACI)」およびコードエディターの「Visual Studio Code(VS Code)」との連携を強化する。Dockerコマンドを使ったACI上でのアプリケーション実行が可能になる。

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 Dockerは2020年5月27日(米国時間)、Microsoftとの新たな提携を発表した。Docker Desktopと、Microsoftのサーバレスコンテナサービス「Azure Container Instances(ACI)」およびコードエディターの「Visual Studio Code(VS Code)」との連携を強化する。Dockerコマンドを使ったACI上でのアプリケーション実行が可能になる。

 Dockerの発表によると、具体的には次のような統合が実現する。

  • Docker CLIから直接Azureにログインできる
  • デフォルト設定を活用し、ACIの環境を自動的にセットアップできる
  • ローカルコンテキストからクラウドコンテキストへの切り替えで、アプリケーションを迅速かつ容易に実行する
  • (Dockerが2020年4月にComposeをベースとして発表した)「Compose」仕様に基づき、開発者はDockerと完全互換のコマンドを初めてクラウド上のコンテナサービスで起動できるようになる。これにより、シングル/マルチコンテナのアプリケーション開発を簡素化できる
  • 開発チームはDocker Hubを介して作業を共有し、リモートでのペアプログラミングやリアルタイムの共同トラブルシューティングが実行できる

 MicrosoftのAzure Developer Tools担当グループプロダクトマネージャー、ポール・ユクネウィッツ(Paul Yuknewicz)氏は、ブログポストで次のように説明した。

 「VSCodeのDockerツール拡張機能を使うと、簡単なコマンドによってDocker Desktop上でビルドと実行を行い、Docker Hubのプライベートコンテナレジストリにプッシュできる。特に新しいリリースのWSL2を使った体験は高速だ。今年後半にリリースされるDocker Desktopのアップデート版では、ACI用のdocker contextを作成するためのネイティブコマンドが使える。contextは、Dockerホストを備える環境間での切り替えに便利な機能だ。(中略)Docker.exe CLIをはじめとしたDockerツールチェーン全体が、contextを尊重する。これにより、おなじみのコマンドを使うだけで、Azureでのコンテナ実行が簡単になり、ローカル実行との一貫性を保てる」

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