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最も使用されているKubernetesは「コミュニティー版Kubernetes」 IDCがコンテナに関する調査結果を発表:「Kubernetesの導入状況に関する調査」
IDC Japanは、国内の企業を対象としたKubernetesの導入状況に関する調査結果を発表した。幅広い業種で導入が進んでおり、40.2%の企業がコンテナの導入を推進していることが分かった。
IDC Japan(以下、IDC)は2021年4月15日、国内の企業を対象とした「Kubernetes」の導入状況に関する調査結果を発表した。40.2%の企業がコンテナの導入を進めていることが分かった。
今回の調査によると、本稼働環境でコンテナを使用している企業の割合は16.9%で、2020年に実施した同様な調査から2.7ポイント増加した。「導入構築/テスト/検証段階」にある企業の割合は、2020年の調査から4.7ポイント増の23.3%だった。
IDCは次のように分析する。
「これまでは、主にITサービス企業がコンテナを導入していたが、2021年の調査ではサービス業や金融業、製造業など幅広い業種で導入が進んでいることが分かった。さまざまな企業が『デジタルトランスフォーメーション』(DX)を推進する中でアプリケーションのクラウドネイティブ化に取り組んでおり、その基盤としてコンテナ環境の採用が急速に進んでいる」
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