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自由にしてほしいのは「場所よりも時間」、Slackがパンデミック後の従業員の意識変化を調査柔軟性が仕事に対する総合的な満足度に影響

Slackは、新型コロナウイルス感染症発生後の従業員の意識変化に関する調査レポート「Future Forum Pulse」を発表した。柔軟性は、ナレッジワーカーにとって不可欠なものになっただけでなく、仕事に対する総合的な満足度にも大きく影響することが分かった。

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 Slack Technologiesは2021年6月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生後の従業員の意識変化に関する調査レポート「Future Forum Pulse」を発表した。それによると、仕事の満足度を決める要因で「柔軟性」が「報酬」に次いで第2位になった。ナレッジワーカー(知識労働者)の93%が働く時間の柔軟さを求めており、働く場所の柔軟性を求めている割合は76%に上った。

 調査は、米国、オーストラリア、ドイツ、日本、フランス、英国で、合計1万447人のフルタイムで働くナレッジワーカーを対象に実施した。

自由にしてほしいのは「場所よりも時間」

 調査結果によると、柔軟性は、ナレッジワーカーにとって不可欠なものになっただけでなく、ストレス管理能力やワークライフバランス、仕事に対する総合的な満足度にも大きく影響することが分かった。

 「働く場所の柔軟性」について聞いたところ、完全リモートワークをしている人はそうでない人と比べて、ストレス管理能力が58%、ワークライフバランスが45%、仕事満足度が30%高いことが分かった。「働く時間の柔軟性」に関しては、働く時間が自由な人とそうでない人の生産性やストレス管理能力の差が働く場所の柔軟性よりも大きかった。

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働く時間の柔軟性が高い(Unlimited Flexibility)と生産性(Productivity)は向上し、ストレスを管理(Ability to manage stress/anxiety)しやすくなる(出典:Slack

 オフィスを「1人で集中して仕事をする場」と捉えているナレッジワーカーの割合は20%にも満たなかった。80%のナレッジワーカーは「同僚や顧客との連携」(32.9%)、「対面の会議」(19.9%)、「仲間意識の醸成」(25.2%)など、顔を合わせたコラボレーションやチームビルディングのためにオフィスを利用したいと考えていることが分かった。

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