連載
フルテキストインデックスまたはセマンティックインデックスの論理サイズを出力する:SQL Server動的管理ビューレファレンス(24)
「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、フルテキストインデックスまたはセマンティックインデックスの論理サイズの出力について解説します。
本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は「sys.dm_db_fts_index_physical_stats」におけるフルテキストインデックスとセマンティックインデックスの論理サイズの出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2012以降です。
概要
SQL Serverでは、フルテキスト検索機能を使用した高速のテキスト検索や、セマンティック検索機能を使用したキーフレーズ検索や類似文書検索が可能です。
これらの機能を使用するには、事前にフルテキストインデックス検索機能やセマンティック言語統計データベースをインストールして、テーブルの列にフルテキストインデックス、またはセマンティックインデックスを作成する必要があります。
「sys.dm_db_fts_index_physical_stats」動的管理ビューでは、作成したフルテキストインデックスとセマンティックインデックスで使用されるデータサイズについて確認できます。
出力内容
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
object_id | int | インデックスを含むテーブルのオブジェクトID |
fulltext_index_page_count | bigint | フルテキストインデックスが使用するページ数 |
keyphrase_index_page_count | bigint | keyphraseインデックスが使用するページ数 |
similarity_index_page_count | bigint | similarityインデックスが使用するページ数 |
動作例
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