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Windows 11も利用可能な「Windows 365」が正式にサービスをスタート、その中身は?Microsoft Azure最新機能フォローアップ(152)

Microsoftは、「Windows 365 Cloud PC」のサービスを正式に開始しました。Windows 365 Cloud PCは、Windows 10とWindows 11(2021年後半リリース予定)に正式に対応した、新しいながら技術的には実績のある「サービスとしてのデスクトップ」です。

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Microsoft Azure最新機能フォローアップ

Windows 11にも対応予定のWindows 365 Cloud PCとは?

 「Windows 365 Cloud PC」は、「Azure Virtual Desktop」(旧称、Windows Virtual Desktop)をベースに構築された新しい「サービスとしてのデスクトップ」(Desktop as a Service、DaaS)です。2021年7月中旬に発表され、発表時の予告通り、2021年8月2日(米国時間)から正式にサービスの利用が可能になりました。

 Windows 365 Cloud PCをひと言で表すとしたら“月額サブスクリプションで利用できるクラウド上の最新のWindows(社員個人用デスクトップ)”です(画面1)。

画面1
画面1 Windows 365 Cloud PC(Businessエディション)にWebブラウザで接続したところ

 Windows 365 Cloud PCは常にクラウド上で稼働しており、必要時に再接続して業務を継続できるため、テレワークのソリューションとして期待されています。また、2021年後半にリリース予定の「Windows 11」はハードウェア要件が厳しくなり、多くの企業クライアントPCがアップグレードできないことが予想されています。Windows 365 Cloud PCではWindows 11が利用可能になる予定で、そうしたレガシーなクライアントPCに最新のデスクトップとアプリ環境を提供することもできます。その他、さまざまな利用シナリオ(例えば、一時的なWindows PCとして利用など)のために簡単かつ素早く導入できます。

Windows 365の特徴その1:明朗会計

 Windows 365 Cloud PCのベースとなっているのはAzure Virtual Desktopですが、Azure Virtual DesktopにはないシンプルさがWindows 365 Cloud PCの特徴です。シンプルさの一つは、明朗な料金設定です。

 Azure Virtual Desktopは利用する仮想マシンのサイズなどから月額料金を見積もる必要がありますが、Windows 365 Cloud PCは事前に用意された基本プランから固定の月額サブスクリプションを選択して利用できます。

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