特集:内製化によるDX開発 SIerをどう生かすか

今回のパンデミックを受けて、社会、ビジネスの新たな様式が求められている今、およそ全ての企業に「ITを前提としたビジネスプロセス、ビジネスモデルの変革」すなわちDXが求められている。この潮流に対応する上では、外注だけに頼るスタンスでは立ち行かず、おのずと内製化が求められることになる。だが人もノウハウも限定的なことが一般的な中、これをいきなり実現することは難しい。この点で、企業はいかに外の力を使いながら主体的に開発・運用に取り組むか、SIはいかに企業に寄り添い、支援するかが大きなポイントとなる。特にSIにとっては、「いかに支援するか」と言うテーマはそのままSIビジネスの変革を意味し、生き残りのかかったテーマといえるだろう。では、今、変革を推進しているSIは何を見据え、何を行っているのか。ニューノーマル時代の企業ITの要件を、アジャイル、クラウド領域のキーパーソンに聞きつつ、これからのSIの在り方と企業とのパートナーシップの在り方を占う。

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特集:内製化によるDX開発 SIerをどう生かすか(1):

業種・業態を問わず、およそ全ての企業・組織に「ITを前提としたビジネスプロセス、ビジネスモデルの変革」、すなわちDX(デジタルトランスフォーメーション)の実践が求められている。システムをSIerに外注するスタイルが一般的な日本において、企業とSIerのパートナーシップは今後どうあるべきなのだろうか。

(2020年12月15日)

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