マイクロサービス入門 「2025年の崖」を乗り越えるためのシステム開発の姿

複雑化、老朽化、ブラックボックス化した既存システムの残存で、2025年以降に予想される経済損失は最大12兆円/年といわれている。これを経済産業省は「2025年の崖」と呼び、企業に警鐘を鳴らす「DXレポート」を公開した。レポートでは、システム開発に取り入れるべきアーキテクチャとして「マイクロサービス」を挙げている。本特集では、マイクロサービスとは何か、システムをマイクロサービスにさせるとどのような課題が生まれるのか、モノリシックなサービスをマイクロサービスに移行させた事例などを通じて、どの場面でマイクロサービスを活用すべきか、現実解を探る。

TopStory

特集:マイクロサービス入門(1):

これまでマイクロサービスアーキテクチャに取り組んだ組織の多くは、試行錯誤を重ねて、自らの組織における最適解を見いだしている。いま、マイクロサービスを考える人たちは、先人から何を学べばいいのだろうか。

(2019年9月13日)

マイクロサービス化事例

特集:マイクロサービス入門(2):

特集「マイクロサービス入門」第2回目は、マイクロサービスが注目される背景と、企業がこれからマイクロサービスの導入を検討するに当たって、考えておくべきポイントをオイシックス・ラ・大地で技術顧問を務める寺田佳央氏が解説します。

(2019年10月18日)
特集:マイクロサービス入門(3):

特集「マイクロサービス入門」の第3回目は、マイクロサービス化を実現したECサイト「Oisix」がどのような環境でサービスを提供していて、どういった課題を抱えた中でマイクロサービス化を選択したのか、オイシックス・ラ・大地でシステム本部シニアアーキテクトの小林弘明氏が紹介します。

(2019年11月25日)
特集:マイクロサービス入門(4):

マイクロサービスアーキテクチャを用いてシステム開発をする場合、アプリケーションをどのように分割して配置すればいいのか。アプリケーション間の通信はどのような点に留意すべきかを、オイシックス・ラ・大地の川上徹氏が解説します。

(2019年12月17日)
特集:マイクロサービス入門(5):

モノリシックなサービスをマイクロサービス化する際、どのように移行させればいいのか。オイシックス・ラ・大地の川上徹氏がOisixのマイクロサービス移行に当たって採用したアプローチと開発プロセスを紹介します。

(2020年1月23日)
特集:マイクロサービス入門(6):

マイクロサービスアーキテクチャへの移行を進める上で生まれた課題にどう取り組んだのか。オイシックス・ラ・大地の川上徹氏がOisixのマイクロサービス移行のハードルにどう取り組んだのか紹介します。

(2020年3月3日)
特集:マイクロサービス入門(終):

マイクロサービスアーキテクチャへの移行を進める上で生まれた課題にどう取り組んだのか。オイシックス・ラ・大地の川上徹氏がOisixのマイクロサービス移行後のテスト、CI/CD、運用監視を紹介します。

(2020年3月17日)

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2020年2月13〜14日に開催された「Developers Summit 2020」のセッションに、アマゾンウェブサービスジャパンのHara Tori氏が登壇。サービスメッシュの必要性や、採用する際に考慮すべきポイントを解説した。

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(2019年6月18日)
クックパッドに直撃:

クックパッドが2018年8月2日に公開したブログエントリ「Chaos Engineering やっていく宣言」に大きな反響があった。米国を中心に多くの企業で実践されているが、疑似的とはいえ本番環境に障害を起こさせるというカオスエンジニアリングを日本で実践するのは、まず不可能という向きが多かったからだ。なぜ、クックパッドでは実践することが可能になったのか。

(2018年10月1日)
SREの考え方で“運用”を変えるインフラ基盤 大解剖(2):

本連載では、「インフラの、特に基盤寄りの立場からSRE(Site Reliability Engineering)の活動を行い、Webサービスの価値を高めるためにはどうしたらいいか」について、リクルートの新たなインフラ基盤を例に見ていきます。今回は、Fleetの具体的な仕組みや取り組みを紹介します。

(2018年6月15日)
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(2018年6月6日)
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