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「簡単に作れる」なんて言うから
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投稿日時: 2004-07-14 01:06
>どうしてこうも 簡単にできることに抵抗をします人がいるのかな?
「ツールの発達によって自分が競争力を失い、仕事がなくなってしまうのでは?」 という不安感から抵抗を示す人が出てきているのではないかと思います。 ツール程度に取って代わられる奴が悪い、という見方もありますが 本当に「明日から来なくていいよ」と言われたなら、それはとても辛いことです。 簡単にできるツールで単純作業を終わらせてその時間を「よりよい設計のために」使う なんていう使い方ができるのは一部の優秀な人たちだけです。 どちらかというと「ツールしか使えない人」を労働市場に組み込む 経済効果のほうが大きいと思います。 ツールが普及して、技術を持たない人が開発現場に大量に流入して発生した いろいろな弊害の「後始末」をさせられたような人もまた、ツールに対して 良いイメージを抱けないのではないでしょうか。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 01:32
人間は、手を動かす前に熟考しないとろくな結果を生み出さない 程度には愚かであるから。 作るのに労力を要すると、人は熟考を促される。
●ヘイズコードによって、お手軽に観客を驚かせることができる映像を 禁じられたアメリカ映画界は、すぐれた表現技法を発達させた。 だが、ヘイズコードが廃止されるとそれらはたちまち駆逐された。 ●70年代のオタクたちがカセットテープを手で回して位置を微調整 しながら作っていたマッドテープと、手軽にノンリニア編集が 行えるようになった現代のマッドビデオ、あるいは Flash 。 ●Story of Mel で、Mel が書いていたコード。現代の価値観に従って あれを「邪悪なhack である」として退けるのは容易だが、では お手軽ツールを利用して別な方面に頭を使って、あれと同等に 巧妙につくられたソフトウェアはどの程度あるだろうか?
えーと、私としては反論したつもりではないのですが。 基本的には御説に同意いたしますが、「簡単にできること」は価値 中立的にとらえるべきではないだろうと思いますのでその点について 書いただけのことです。それを以って「反論である」と言われるので あれば「その通り」としか言いようが無いのですが。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 08:44
いわゆる「昔は良かった」トークにしか見えないんですが・・・。時間の選別によって昔のものほどより良いものが現在まで残っていますから。 技術の進歩は素直に享受すべきでしょう。敷居が下がるのは良い事です。それによって程度の低い市場参入者が増えるのもやむをえない事です。それより、敷居が下がった事でもしかしたら凄く優れた新規参入者が現れるかもしれない可能性を重視したいです。 同じ論理でオペレーティングシステムもミドルウェアも高級言語もオブジェクト指向も否定されてしまいますよ。 MT車への拘泥も場合によりけりです。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 09:20
道具は、道具で担う範囲があり。
組織上の人は、人で担う範囲があり。 問題は、問題の範囲がある。 それぞれ別々の範囲が存在し、全てを道具の範囲で考えるのは可笑しい。 また高度化された状況下の道具は、何かの道具の上に成り立つ物。 現在のコンピュータ・システムは、多層に積み重ねられた各種の道具の総称であり、 その道具全てを網羅するほど、簡単な話しでは無いのでは? 道具の各層の専門家、各層を結びつける専門家 道具と人を結びつける専門家 道具と問題を結びつける専門家 問題と人を結びつける専門家 それぞれの存在が高度化された状況では必要だと考えます。 ちなみに「道具」の変りに「制度」や「概念/思想」でも一緒のモデルでは無いでしょうか? | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 09:23
おはようございます。
>「ツールの発達によって自分が競争力を失い、仕事がなくなってしまうのでは?」 >という不安感から抵抗を示す人が出てきているのではないかと思います。 おそらく本当にできる人はそんな不安を持たないでしょう。ツールを使いこなし生産性や 品質を上げたり、もっと大きな規模の仕事ができるようになったり、別の部分でもっと価値 を高めることのできる能力を自ら身に付けたりするはずです。 このような不安を持つのは、ツールに頼った技術の本質や価値を知らない低レベルエンジニア でしょう。 繰り返しになりますが・・・ 簡単になることはいいことです。仕事の幅が広がります。いまやっている仕事(PGの部分) のすべてが簡単になるツールがあれば大歓迎です。 ただし現実は、”簡単になる”というのも範囲やが限界があるのではないでしょうか? あくまでそのツール開発側が想定している範囲内での内容が簡単になるだけであって、 それをさも”すべてが簡単に”という宣伝ばかりが先行することに、問題があるように 感じます。 今度は、使う側がそれを見極める能力が必要となります。確かに、見極められない能力のない 個人が悪いと切り捨てるのは簡単です。 しかし、おいしい宣伝文句ばかりでなく、もう少し見極めるための情報がほしいところですし、 メーカ側ももっと努力してほしいです。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 09:50
昔からこの考え方が繰り返しているのではないでしょうか? かつて、コンピュータは機械語かアセンブラ(ニーモニック)ぐらいでしかプログラ ミングできない時代がありました。そこにFORTRANやCOBOLというような高級言語が 登場しました。今ほど宣伝とかは盛んではなかったでしょうけど、多分そのころに は「簡単にプログラミングできる」なんて紹介されたと思います。 その結果、急激にプログラマーやらSEというような人口が増えたのも事実です。 多分そのころ以前から機械語と格闘していた技術者から同じような思いで見られて いたのではないでしょうか? ですが、本当に職業人としての技術者はすべてを知っている必要があるのでしょうか? Toolしか使えないプログラマーがいても一向に構いません。Toolにもよりますが、 奥深くまで使いこなせる特化した技術者というのも必要とされますよ。ただ、その Toolの需要が無くなれば、「それだけ」の人は不要になって行くのもしかたない 事です。 Tool類はどこまで(簡単に)できるかを見極めて、使い方を考えるというのがITを 職業とする人なら当然考える事で、一般のエンドユーザーに求めてもいけませんね。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 11:43
オフトピックになっちゃいますけど… そのツールもまともに利用しない人も、現状いるようですけど、どうすればいいんでしょうかねぇ? 以下実話(VB6を利用したプロジェクト) ある御仁「どうも、想定したロジックで動いてないようだ」 私「ブレークポイントかけて、追いかけてみてはどうですか?」 ある御仁「イヤー、そういう機能って使ったことがないから分からないんだよねぇ」 のようなことが… 確かに、完成すれば最終的には良いのでしょうけど、それってどうよ? て感じでした。 また、別のVB6の火を噴いてるプロジェクトでは、 「ここのところすごい残業して作ってますよ」 で、持ってきているプログラムを覗くと、ピクチャーボックスに 自前での簡易なツリービューが表示されていました。 話を聞くと、ツリービューの使い方が分からないから、と。 それでいいのか? そういう方たちにも使えるようにツールが進化していくのでしょうか? それこそ、要件定義を入力すれば、プログラムが完成するようなものに なっていてしまうのでしょうかねぇ | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-14 12:49
いや、そんなことを言われても... マッドビデオのレベルの低下はリアルタイムで感じていたことだし、 さすがにヘイズコード以前のアメリカ映画をリアルタイムで 観ているはずもないけれど、それでも現代に伝えられる映画の中で ヘイズコード以前と以後、そしてヘイズコード廃止後を比較することは 可能だし。
なぜ? 私が「お手軽ツール」を否定しましたか? お手軽ツールを使うことはメリットばかりではない、 デメリットも存在する、ということは言いましたが。 |