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『マイクロソフトの知的財産戦略、「GPLには問題がある」』について

投稿者投稿内容
前川
常連さん
会議室デビュー日: 2004/04/27
投稿数: 38
お住まい・勤務地: 1DK
投稿日時: 2005-01-15 21:02
引用:
GPLはオープンソースライセンス中でも結構制約が厳しいものですが、それが求めているのは知的財産を攻撃することではなく、逆に作者の知的財産権利を守るためのものです。


いいえ、GPLの目的は、知的財産権を利用してソフトウェアを自由にする(何者かに独占されないようにする)事です。
知的財産権自体はGPLなどのライセンスを持ち出すまでも無く、法律によって保護されます。

引用:
これでは本当の開発者の努力が報われません。 〜略〜 作者の著作権を認めつつ、使用はフリーにするのがGPLです。


それはBSDライセンスやApacheライセンスでも可能です。


>ふうたさん

引用:
また、マイクロソフトは、「作者の著作権を守り、かつ知的財産権との連携させるライセンス」について具体的な方法案を持っているのでしょうか?


GPLのような制約(独占的ソフトウェアとリンクさせることを禁じる制約)を持つライセンスでなければ普通はその条件を満たせます。例えばLGPL。
skulker
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/06/08
投稿数: 67
投稿日時: 2005-01-16 13:20
引用:

前川さんの書き込み (2005-01-15 19:54) より:
エンドユーザが責任を負うケースというのが思いつかないのですが、例を挙げて頂けませんか?
(知的財産権を侵害している、GPLなソフトウェアを手に入れて再配布した場合……というのも考えたのですが、それは流石に「エンドユーザ」とは言いませんし…)


横から。

再配布しなくても利用しただけで知的財産権侵害になりますけどね。特許発明の実施とか。
オープンソースコミュニティを訴えるより、SIベンダーとかエンドユーザとかの私企業を訴えた方が楽ですね。
あんとれ
ぬし
会議室デビュー日: 2004/01/14
投稿数: 556
投稿日時: 2005-01-16 13:58
LGPLはリンク時の制約は比較的緩いですが、それが静的リンクであったり、独占的ソフトウェアがリバースエンジニアリングを禁止している場合は静的、動的問わずにリンク不可能という意味では全く自由にリンクできるというわけではないですね。

もちろんGPLも含めて、リンクだけで配布しなければ問題はありませんが。
前川
常連さん
会議室デビュー日: 2004/04/27
投稿数: 38
お住まい・勤務地: 1DK
投稿日時: 2005-01-16 14:42
>skulkerさん

なるほど、「特許発明の実施」ですか。勉強になります。

>あんとれさん
>全く自由にリンクできるというわけではないですね。

そうでした。
また、件の記事では企業ユースを主眼に置いていますから、LGPLではまだまだ不自由で、ここで例として取り上げるのは不適切でした。
Jitta
ぬし
会議室デビュー日: 2002/07/05
投稿数: 6267
お住まい・勤務地: 兵庫県・海手
投稿日時: 2005-01-16 14:50
わからん。

 おそらく、
引用:

※ 公開(広く一般に開放する) という言葉の意味から、改変内容を配布先(特定顧客)だけでなく元の開発コミュニティに還元しないといけない


この"誤解"が広く認識されていると思います。少なくとも、私の周りではそうでした。というか、「元の開発コミュニティ」というより、例えばホームページ上にソースコードを置く、というような認識でした。なので、この間作ったものは、周辺ソフトとして「お客様で用意頂くもの」としていました。
 元の記事は読んでいませんが、おそらくMSなどは、この認識の元におこされていると思います。未記入さんやH2さんの書き込みから理解できるものと比較すると、ね。

 経営層としては、何から収入を得るかというのは大きな問題だと思います。単に「自分の会社」ではなく、雇っている人の生活もかかっているのですから(っていう意識は、日本独特?)。やはり、もっと法律的な素人でもわかるような例?みたいなものを添付してくれると、理解もしやすいし、使いやすいのかなぁ。。。どういうことをしたらアウトなのかわかりにくいので、使う/使わないの選択をする段で「ようわからんから使わんとこ」ってのが、現状。会社として、そういうことの専門家もいるのですが、そこでもようわからんらしい。
skulker
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/06/08
投稿数: 67
投稿日時: 2005-01-16 15:04
引用:

Jittaさんの書き込み (2005-01-16 14:50) より:
 おそらく、
引用:

※ 公開(広く一般に開放する) という言葉の意味から、改変内容を配布先(特定顧客)だけでなく元の開発コミュニティに還元しないといけない


この"誤解"が広く認識されていると思います。少なくとも、私の周りではそうでした。というか、「元の開発コミュニティ」というより、例えばホームページ上にソースコードを置く、というような認識でした。なので、この間作ったものは、周辺ソフトとして「お客様で用意頂くもの」としていました。


厳密にはお客様先にしか配布していなくても、お客様先から外部に持ち出されてしまったらどうでしょう。その場合の責任についてお客様と契約しておくのも手ですが、ソースが外部に出てしまったら止められない。予防法務の考えからするとこういうリスクはなかなか取れないので、そもそも回避しておこう、となりがちです。
厳密な法律論としては誤解でも、事実上は全くの誤解でもない。

引用:

会社として、そういうことの専門家もいるのですが、そこでもようわからんらしい。


そもそも法律の専門家(学者も実務家も)でも議論が分かれていて、判例もなければ通説もない。
「争ってみてみなければわからない」状態。
企業はそもそも訴訟コストをいやがるので、君子危うきに近寄らず、です。
未記入
ぬし
会議室デビュー日: 2004/09/17
投稿数: 667
投稿日時: 2005-01-16 17:17
引用:

厳密にはお客様先にしか配布していなくても、お客様先から外部に持ち出されてしまったらどうでしょう。その場合の責任についてお客様と契約しておくのも手ですが、ソースが外部に出てしまったら止められない。


どういったリスクを想定していますか? もし、開発会社の技術(ソース)が顧客経由で漏れることを心配していて、機密保持契約などを結びたいということであれば、それは不可能です。GPL ソフトウェアの配布に関して GPL と矛盾する契約を別途、結ぶことはできません。
未記入
ぬし
会議室デビュー日: 2004/09/17
投稿数: 667
投稿日時: 2005-01-16 17:30
引用:

例えばホームページ上にソースコードを置く、というような認識でした。なので、この間作ったものは、周辺ソフトとして「お客様で用意頂くもの」としていました。


「お客様でご用意いただくもの」でシステムが成り立つということは、利用しているのは GPL なソースコードではなく、動的リンクライブラリや単体動作可能なバイナリでしょうか。

そのようなシステムであれば、GPL 感染の派生ソフトウェア(著作物)とはみなされません。自社の独占的ソフトウェアと GPL ツール類を、同一のメディアに一緒に収録しても問題ありません。(GPL ライセンスとそうでないものが明確に区別できるように分けておく必要はありますが。)

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