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「オブジェクト指向入門」に最適な書籍は?
投稿者 | 投稿内容 |
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投稿日時: 2003-02-10 14:59
こんにちは。Insider.NETエディターの小川です。
昨年(2002年)10月末から11月にかけて実施した読者調査において、既存のVBプログラマが新しいVB.NETに移行するうえでの課題を伺ったところ、 ・オブジェクト指向プログラミング(OOP)の理解 ・.NET Frameworkなど、新しい技術を習得する時間/コスト の2つが突出していました(このアンケートに関する詳細は以下の記事をご覧ください)。 Insider.NET 第6回 読者調査結果 http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/questionnaire/2002-11/2002_11.html いろいろなところで叫ばれているとおり、「オブジェクト指向」が大きなハードルの1つになっているとうわけです。 これから春を迎えると、プログラマの新人教育なども始まると思います。そこで、こうした非オブジェクト指向言語を使っているプログラマ、または新人プログラマの人たちに対して、「オブジェクト指向を理解するために最適な入門書籍」をInsider.NETフォーラムで紹介したいと思っています。 つきましては、経験豊富な当会議室の皆さんに、オススメの書籍をお教えいただければと思いスレッドを立ち上げました。 一冊まるごと「オブジェクト指向入門」でなくとも、「プログラミング入門書の最初の何章かが役立つ」というご意見でもかまいません。これからオブジェクト指向プログラミングを学ぼうとしている人たちに対して、「これを読んで勉強するといいよ」といえる本にはどんなものがあるでしょうか? ぜひとも知恵を貸してください。 なお、推薦していただいた書籍から、5冊程度を編集部で選び、書評記事としてご紹介しようと思います。 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 |
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投稿日時: 2003-02-10 18:28
逆説的ですが、
「非OOPで作るとこんなに大変。」「OOPを適用するとこんなに楽。」 という実体験を伴わないとどんな良書でも教えることは難しいと思います。 Delphiみたいにコンポーネントが簡単に作れてそれを貼り付けるだけで プログラムが出来てしまうと初心者やプログラムを作らない人にもかなり 訴求力あるのですが・・・ そんなわけで抽象的な概念を扱うだけでなく、事例・体験談が多く盛り込まれた 本があると良いかと思います。 |
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投稿日時: 2003-02-10 20:07
定番ですが憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座。
C / C++ がわかっていないと多少難ありかも知れませんが、 「名詞を中心に世界を分析する」というパラダイムはこの本でスコーンと入ってきました。 |
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投稿日時: 2003-02-11 08:42
Shimazaki Kenさんこんにちは。
>定番ですが憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座。 僕もこれがいいと聞いて、今8割ぐらい読みました。 確かに読みやすいし、おすすめかもしれません。 |
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投稿日時: 2003-02-11 16:45
unibon です。こんにちわ。
私がオブジェクト指向絡みで入門用に推すのはつぎの書籍です。 Javaプログラムデザイン 戸松 豊和 著 ISBN4-7973-1923-2 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797319232/ #最新はこの第3版です。ただし私が読んだのはこの前の版(改訂版?)までですが。 この本は Java ですが .NET で C# をやるんならこれでも良いと思います。 VB.NET もこの延長でできなくはないと思いますが、 でも入門者が使う言語とどのくらいまで疎になってもよいかは悩ましいですね。 なお、後半はマルチスレッドの章であり、あまりオブジェクト指向とは関係がないですが、 これはこれで良いオマケ(といっては失礼ですが)ということで。 あと、一般的にオブジェクト指向の本を探す際に考慮したら良いと思う点には、 主観も混じりますがつぎのものがあります。 ・いわゆるオブジェクト指向で昔から飯を食ってきたバリバリの著者の本は、難しいことが多い。 ・入門用にとっつきやすそうということで「ゲーム」をネタにしたものは、イマイチ表層的な説明になっていることが多い。 この2つは両極端かもしれません。 もちろん奥深さやとっつきやすさを考慮すれば、これらはメリットでもありますが。 |
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投稿日時: 2003-02-11 21:35
はじめまして、kcnrと申します。
「UMLによるエンタープライズJava開発」 ソフトウェアモデリングによる効率的なJavaシステムの構築 Brian Lyons, C.T.Arrington (著) ISBN:4-7981-0211-3 http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4798102113 をお勧めします。 この本は、ありがちな「UML図の単なる説明本」ではなく、オブジェクト指向開発における UMLの実践的な活用方法を段階を追って解説してあります。 ターゲットとしている言語はJavaですが、オブジェクト指向の開発工程やモデリング手法 など、読者も一緒に思考過程を追従できるような構成になっていると思います。 UMLでJava/EJBという、このスレッドの主旨に合わない面もあるかと存じますが オブジェクト指向を理解するのに言語は関係ないと思いますので。 1章と2章は特に、J2EEベースの開発・進行に悩む新米プロジェクト・リーダの方にも できれば読んでいただきたい本です。 データ指向とオブジェクト指向は、対象へのアプローチの仕方が全く違うので まずその違いに気付く(気付かせる)ことが大切です。 >定番ですが憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座。 まだ読んではおりませんけど、通称「憂鬱本」は私も読みたいと思っております。 [ メッセージ編集済み 編集者: kcnr 編集日時 2003-02-11 22:24 ] |
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投稿日時: 2003-02-12 11:29
・リファクタリング
なにごとかに入門するにあたって大事なことは、良い師匠にめぐり合えるかどうかです。 師匠を目指し、追いつき、いつかは乗り越えてやろうという思いが、自らのスキルを磨く推進力になります。 身近にそういう人が見つかったなら幸せです。 師匠の薦める本を読めばいいですし、あるいは、師匠の「型」に沿った本を店頭で立ち読みして探すのも難しくないと思います。 身近に師匠が見つからなかったら? 師匠と思える人の書いた本を探しましょう。 オブジェクト指向がどれだけカッコイイものか、手本を見せてもらいましょう。 この本は、オブジェクト指向で設計を見直すという技を、これでもかというくらい見せ付けてくれます。 ファウラー「師匠」に感動できたら、次は、書いてあることを理解するための本を、本屋さんでどんどん探しましょう。 ※ 問題は、コードが Java なところですが… f(^^; ・ステップバイステップで学ぶオブジェクト指向プログラミング実践講座 これ、読んだことがないので、ほんとにお勧めかどうかは判りません。 m(_`_)m オブジェクト指向の本で、説明に VB.NET が使われてるものを探してみたら、見つかったのがこれでした。 |
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投稿日時: 2003-02-12 13:00
私がOOに入門できたきっかけは「オブジェクト指向狂想曲」でしょうか?
憂鬱本より更に古いので今はもう絶版でしょうし、内容も古すぎるでしょうね。 当時、非OOな言語の概念に凝り固まっていたがゆえに OOが理解できなかったんですが、そのカラを破ってくれた本でした。 (わかった気にさせるのが上手い本でしたね。) でも当時はC++でOOをすること自体、邪道だったのもあり SmallTalker達からは、ずいぶんと酷評されていたような気が...。 (結構、アクの強いところもあったし。) |