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10Base5のトランシーバの間隔

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投稿者投稿内容
ひで
会議室デビュー日: 2001/10/02
投稿数: 15
お住まい・勤務地: 三重県
投稿日時: 2001-10-31 21:43
10Base5のトランシーバの間隔って、2.5mの整数倍って言われますけれど、この「2.5m」という数値の根拠となるような計算式をどなたかご存知ありませんか?

「定在波の腹になるところにトランシーバを取り付けるため」とか「コリジョンの発生確率が最も低くなる」とか「2.5m間隔でないとトランシーバ同士が干渉しあう」とか、眉唾っぽいのも含めて諸説ありますが、そこから2.5mという値が出る計算式を見たことがありません。

「計算式なんかないよ。実験から得られたデータしかないよ。」という話でも結構ですが、その場合は、その実験とそのデータがどんなものかが知りたいと思います。


[ メッセージ編集済み 編集者: ひで 編集日時 2001-10-31 21:44 ]
ひぐち おさむ
大ベテラン
会議室デビュー日: 2001/07/26
投稿数: 108
お住まい・勤務地: 東京都在住
投稿日時: 2001-11-01 11:16
ちょっと計算してみました。(多分に) 間違ってるかもしれないので、どなたか詳しい方、突っ込んでください。

10Base は 10Mbps をマンチェスター符号 (ビットの前半分と後ろ半分で1/0がひっくり返る) で送っているんで、キャリアの周波数は 20MHz、波長にすると 15m ですね。50Ωの同軸ケーブルの短縮率がたしか 67% ぐらいだったと思うので、10m で 1λ ということになります。だから、2.5m は 1/4λ。

1/4λということは、定在波の影響を避けるためということではなさそうです。たまたま 5m 間隔にしちゃうと一番定在波が高いところになっちゃいます。それに、20MHz ぐらいだったら、よほどいいかげんな設計でもなければ、定在波もそんなに立たないような。

ここから、ますます論理があやしくなりますが 間隔を1/4λの倍数に取るということは、どこかのトランシーバーに行って帰ってくる往復の距離が 1/2λの倍数に取るということに意味があるんじゃないでしょうか。信号の「アイ」がちょうど重なるので、コリジョンが起きたときにも間違いなく検出できますし。

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ひぐち おさむ
[Disclaimer] この書き込みは私個人の見解を記述したものです。私が所属・関与する法人・団体の意見を代表・代弁するものではありません。
ひで
会議室デビュー日: 2001/10/02
投稿数: 15
お住まい・勤務地: 三重県
投稿日時: 2001-11-02 01:57
計算ありがとうございます。

でも、1bit→1λで、10MHzになりません?
11111111となると10MHzの矩形波で、10101010となると5MHzの矩形波なので。

定在波説たいしてはこう考えています。ケーブルの末端や他のトランシーバーのところで信号が反射してくるとしても、しっかり減衰しているだろうし、そのとき送出している信号波形とは違う波形が重なるわけで、定在波になるとは考えにくい。逆に減衰していなければ、信号波形は一定ではないので、進行波+反射波はコリジョンとして検知されるか、CRCエラーになってしまうのではないか。

また、各トランシーバのクロックは同期していませんので、1/nλ間隔でトランシーバを取り付けても、信号のエッジはそうそうきれいには重ならないと思います。逆にきれいに重なってしまうと、まったく逆パターンの信号が重なった場合は、電位だけではコリジョンとして検出できないかも。基本的に各トランシーバーの送出する信号の位相は、ばらばらですよね?

であれこれ考えれば考えるほど、何かの倍数間隔でなければならない根拠が見つからない…。

これが、「2.5m以内に近づけると、トランシーバ間の干渉が許容を越えて、信号が送出されていなくてもコリジョンが検出されるようになります。実験でも確認されています。効率よく取り付けるために、2.5mの倍数間隔に取り付けることになっています」と言った類いの説明ならば納得なのですが、そういった説明を見たことはないんですよね。
ひぐち おさむ
大ベテラン
会議室デビュー日: 2001/07/26
投稿数: 108
お住まい・勤務地: 東京都在住
投稿日時: 2001-11-02 10:00
おはようございます。

引用:

でも、1bit→1λで、10MHzになりません?
11111111となると10MHzの矩形波で、10101010となると5MHzの矩形波なので。


あ……ここですでに破綻していましたね。

引用:

基本的に各トランシーバーの送出する信号の位相は、ばらばらですよね?


たしかに、そうでした。トークンリングじゃあるまいし

引用:

であれこれ考えれば考えるほど、何かの倍数間隔でなければならない根拠が見つからない…。


んー。ほんとに。だれかに InfoWorld に行ってもらって、発明者にインタビューして聞いてきてもらおう。

引用:

これが、「2.5m以内に近づけると、トランシーバ間の干渉が許容を越えて、信号が送出されていなくてもコリジョンが検出されるようになります。実験でも確認されています。効率よく取り付けるために、2.5mの倍数間隔に取り付けることになっています」と言った類いの説明ならば納得なのですが、そういった説明を見たことはないんですよね。


実験したくても、環境がないなぁ……黄色いケーブルなんてここ 10 年以上お目にかかってないです。
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ひぐち おさむ
[Disclaimer] この書き込みは私個人の見解を記述したものです。私が所属・関与する法人・団体の意見を代表・代弁するものではありません。
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