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HSRPの動作について

投稿者投稿内容
かと
会議室デビュー日: 2008/01/15
投稿数: 5
投稿日時: 2008-01-15 01:04
いつも勉強させていただいております。
HSRPの動作についてお聞きしたいことがあります。

現在、Catalyst3750 2台とサーバ間にて、HSRPで冗長化を行っております。
Catalyst3750にサーバが複数接続されています。

HSRPはVLANに設定されており、すべてのサーバが同じHSRPグループに接続されています。
HSRPには仮想IPと、プライマリ機にpriority値とpreemptを設定しています。

この設定である一台のサーバのプライマリスイッチへのリンクが切れたとき、
スイッチのHSRPの状態は変わらないのですが、リンクが切れたサーバがスタンバイスイッチをを経由しています。
(他のサーバはプライマリスイッチを経由しています)

私は、サーバの宛先MACアドレスはアクティブ機あてのままなので、
スタンバイ機を経由することはないと考えていたのですが、なぜなのでしょうか?

どなたかご教授頂けないでしょうか?
お願いします。
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2008-01-15 09:31
こんにちは。

引用:
かとさんの書き込み (2008-01-15 01:04) より:

HSRPには仮想IPと、プライマリ機にpriority値とpreemptを設定しています。

この設定である一台のサーバのプライマリスイッチへのリンクが切れたとき、
スイッチのHSRPの状態は変わらないのですが、リンクが切れたサーバがスタンバイスイッチをを経由しています。
(他のサーバはプライマリスイッチを経由しています)

私は、サーバの宛先MACアドレスはアクティブ機あてのままなので、
スタンバイ機を経由することはないと考えていたのですが、なぜなのでしょうか?


HSRPの定義上は宛先MACアドレスは仮想ルータのものになるはずです。
# ARPに対して仮想ルータが仮想MACアドレスを返してくる動作を想像します。 ←追加
# 実在ルータのMACアドレスだとするとHSRP自体切替は出来ませんから。

本件の概要は下記解説URLを参考にしてください。
HSRP(1) フォルトトレラント

編集:補足説明を追加

[ メッセージ編集済み 編集者: BackDoor 編集日時 2008-01-15 10:13 ]
かと
会議室デビュー日: 2008/01/15
投稿数: 5
投稿日時: 2008-01-15 11:08
レスありがとうございます。

リンクが切れたサーバのみスタンバイ機がARP応答を返すようになるのでしょうか?
他のサーバはプライマリ機を経由しているので、アクティブ機がARP応答をしていると思うのですが…
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2008-01-15 11:44
Link先の解説が理解できませんか?

引用:
かとさんの書き込み (2008-01-15 11:08) より:

リンクが切れたサーバのみスタンバイ機がARP応答を返すようになるのでしょうか?
他のサーバはプライマリ機を経由しているので、アクティブ機がARP応答をしていると思うのですが…


HSRPの稼働環境では、仮想ルータのIPアドレスをデフォルトゲートウェイに設定する
必要があります。
ご自身でも
HSRPには仮想IPと、プライマリ機にpriority値とpreemptを設定しています。
と書かれていますが、サーバのデフォルトゲートウェイの設定はこの仮想IPに設定して
いるのではありませんか?

サーバのARP要求に対して、HSRPの仮想サーバは仮想IPに対するMACアドレスを作り出し
て応答しているものだと想像しています。
かと
会議室デビュー日: 2008/01/15
投稿数: 5
投稿日時: 2008-01-15 15:44
たびたびすみません;

ActiveのL3スイッチが、HSRPに設定されている仮想IPアドレスと仮想MACアドレスに応答するのは理解しているとおもいます。

現在設定している構成では、Activeへのリンクが切れたサーバのみStandbyのL3スイッチが応答しているようです。
(サーバのデフォルトゲートウェイはHSRPの仮想IPアドレスです。)

私は通常通信に使用されるL3スイッチは1台で、Activeスイッチが停止したときのみstandbyスイッチがActiveの状態に換り、通信を行うものと考えていました。

実際に検証したところ、StandbyのL3スイッチがActiveに昇格していないのに通信を行ってくれました。
どのような仕組みになっているのでしょうか?
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2008-01-15 16:09
当初の質問内容と乖離を感じますが、ようやく疑問点が理解できました。。

引用:
かとさんの書き込み (2008-01-15 15:44) より:

私は通常通信に使用されるL3スイッチは1台で、Activeスイッチが停止したときのみstandbyスイッチがActiveの状態に換り、通信を行うものと考えていました。

実際に検証したところ、StandbyのL3スイッチがActiveに昇格していないのに通信を行ってくれました。
どのような仕組みになっているのでしょうか?


この部分ですが、通常のルータの場合だとその通りの動作を行いますが、多数のVLANを
持つL3SWの場合は、定義されたVLAN単位でスタンバイ機に切り替わるように思えます。

ホットスタンバイ ルータ プロトコルの特長と機能のHSRP の操作にはこのように書かれています。

引用:

特殊な LAN では、複数のホスト スタンバイ グループが共存し、オーバーラップしています。 スタンバイ グループはそれぞれ 1 台の仮想ルータをエミュレートします。 個々のルータは複数のグループに含まれることがあります。 この場合、ルータはグループごとに異なる状態とタイマーを維持します。

各スタンバイ グループには、IP アドレスと同様に、単一の周知の MAC アドレスがあります。

かと
会議室デビュー日: 2008/01/15
投稿数: 5
投稿日時: 2008-01-16 11:05
今回設定している内容では、すべてのサーバは同じVLANに属しています。
VLAN単位でHSRPを設定しているので、すべてのサーバは同じHSRPグループに属しています。

複数あるサーバ中の1台のActive L3スイッチへのリンクを切ると、
リンクが切れたサーバだけがStandbyのL3スイッチを経由しています。

同じHSRPグループ内でActiveのL3スイッチをを経由して通信するサーバと
StandbyのL3スイッチを経由して通信するサーバが存在してしまいます。

これは正常な動きなのでしょうか?
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2008-01-16 11:32
なるほど、ココが真の疑問点ということですね。

引用:
かとさんの書き込み (2008-01-16 11:05) より:

同じHSRPグループ内でActiveのL3スイッチをを経由して通信するサーバと
StandbyのL3スイッチを経由して通信するサーバが存在してしまいます。

これは正常な動きなのでしょうか?


HSRPに関して表面的な内容しか理解しておりませんので、間違ったコメント
になるかもしれませんが、HSRPの動きとしては正常では無いように思えます。

但し、サーバ側のNICが複数存在しており、同一のIPアドレスを付けたチーミング
設定がされているならば、HSRPの機能ではなくチーミングの機能でStandbyスイッチ
側と通信しているように思えます。

# この辺りの環境説明はありませんが、実際のところはどうなんでしょうか?

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)