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画面サイズを決定するときのポイント−「巨大な画面の何がそんなにダメなの?」
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投稿者 | 投稿内容 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 12:14
皆様おつかれさまです。
世の中のITアーキテクト、SEの皆さんの意見をお聞きしたいことがあるのですが 皆さんは、画面サイズを考えるとき、どのようなことを考慮していますか? (WindowsFormの場合) 特に、1画面中に膨大な項目量、膨大な検索条件などが要求された場合、 画面のサイズひとつ取ってみても、要件とパフォーマンスや工数等の狭間で悩むケースが多いと思うのですが、 どのような点をポイントにして落としどころを探っているのか、皆さんの経験やスタンスをお聞かせ願えないでしょうか。 というのも・・・ 私は現在、自社商品となるパッケージソフトの新規開発に、ITアーキテクトという立場で関わっています。パッケージといっても、店頭で売られるようなものではなく、コンサルティング、カスタマイズ有りが前提の、特定業種向けのシステムです。仕様は、社内の設計チームが、業界動向や経験などを元に決めています。私は、システム全体の統一性や実現可能性、使い勝手、パフォーマンスや工数等を考慮しつつ仕様を調整し、実装の準備をするという部分を担当しています。 現在、基本設計中なのですが、このシステムは、非常に項目数が多いという特徴があり、設計チームから上がってくる画面レイアウトがどれも巨大なのです。解像度1024*768では入りきりません。 このまま作ってしまうのには、大いなるためらいを感じています。 特に、次のようなことが気になっています。 (1)仕様の問題 →本当に、それら膨大な項目が1画面内に収まっていないと困るのか →項目の精査ができているか(必要かどうかわからないけどとりあえず入れとけ、みたいなのが無いか) (2)解像度の問題 →クライアントマシンの性能が特定できないのに、高解像度を必要とすることの是非 (3)パフォーマンスの問題 (4)将来のカスタマイズや仕様変更への悪影響 長くなるので続きます。 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 12:16
続きです。
(1)仕様の問題 (2)解像度の問題 (3)パフォーマンスの問題 (4)将来のカスタマイズや仕様変更への悪影響 これらのことを設計チームに相談しましたが、いまいち問題意識が共有できず、 「1画面で全項目が見えたほうが便利という顧客は多い」 「自社パッケージなんだから、便利さにはこだわりたい」 「最近は高解像度のパソコンばかりだから困らないだろう」 「遅いって言っても、何分も待つわけじゃないだろう」 「巨大な画面の何がそんなにダメなのか」 という声が返ってきました。 今の会社に転職する前は、受託開発で上流工程をやっていて、 経験上、巨大な画面は避けるべきものと思っていました。 「1画面で見たい」という要望の裏には、 「いちいちメニューに戻ったり、画面をいったりきたりするのが面倒」という気持ちが隠れていることが多く、 項目を適切にグルーピングして遷移を工夫すれば解決できることが多かったです。 もちろん、どうしても・・という場合もあり、そのときは、重くなるなどのトレードオフを説明の上、要望どおり巨大な画面にしていました。 いつからかそれが当然と思っていたのですが、今回、正面から「何がそんなにダメなの?」とたずねられ、ウッと詰まってしまいました。もしかして、作り手としての都合や自分の好みをゴリ押ししていただけなのかな・・・と。 受託だったら、それほど悩まず割り切っていると思います。 でも、自社パッケージで、自分がITアーキテクトである以上、 特殊な環境を必要としないスタンダード性、パフォーマンス、カスタマイズ性は、できれば捨てたくないのですが、「それもわかるけど、そこは捨てないとしょうがないね」ではなく「それの何が問題なの?」という反応だったので、よけいに戸惑っているのかもしれません。そこで、ここに投稿してみた次第です。 「巨大な画面の何がダメか(ダメでないか)」 皆さんの経験、お考えを聞かせていただければ幸いです。 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 12:57
巨大な画面は、一概にダメではないと思います。 しかし、ダメなアプリケーションは画面が巨大であることが多い、という経験を私は持っています。 練りに練って設計された画面が巨大になったのならば、良いことだと思います。 しかし、テキトーに作って巨大になった画面を通して、オブジェクト指向のクラスの設計のマズさを感じ取ることは多いです。 肥大化した画面→クラスが肥大化している→分析が不十分、 というふうに上流に遡って上流工程のマズさを感じます。 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 13:39
「1画面で全項目が見えたほうが便利という顧客は多い」
・不要な情報が表示されると邪魔になるという意見もあると思います。 ・「多い」というのが、満足・不満との割合として多いのか、 不満点として上げられる場合が多いのかは確認した方がよいでしょう。 「自社パッケージなんだから、便利さにはこだわりたい」 ・まず、便利さとは具体的には何かを聞いてみる。 「最近は高解像度のパソコンばかりだから困らないだろう」 ・その最近は5年前からとか、ディスプレイの価格帯とか でターゲットを具体例を挙げてみる。 「遅いって言っても、何分も待つわけじゃないだろう」 ・遅いとは何秒以上なのか決める。 WEBサイトなら確か3秒以内というのが、経験則やいくつかの調査でいわれて いると思います。 「巨大な画面の何がそんなにダメなのか」 ・大量の情報を表示しているということは文字が小ささそうですが、 年齢を経ると小さな文字は読み難くなっている人は結構いると思います。 AMTの表示とかは大き目の文字ですよね。 ぱっと思い浮かぶのはこんなところですが、参考になるでしょうか | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 13:58
ちょっと別の視点から。
有馬哲夫著「世界のしくみが見える「メディア論」」(宝島社新書刊) のなかに反射光と透過光についての話があり、「ディスプレイ上で見つけられなかった間違いを印刷物にすると見つけやすくなる」ことの理由にあげていました。なにかというと、反射光だと心理学的に「分析モード」になって客観的に見ることができるが、透過光だと主観的になってしまう、というもの。 ディスプレイは透過光だから、間違いをみつけるのが大変。それが大画面で一画面に表示される情報が多くなればなるほど間違いや必要な情報を見つけるのが難しくなるだろう。 使い勝手で考えると、”見やすい”のがいいのだけど、それは多分に心理学的要素が大きいことではないですか?心理学的アプローチが必要なのかもしれません。 ただ私は上記の本に書かれていた内容も心理学で透過光と反射光について実験した、という内容も懐疑的ですが。(心理学での実験自体が科学的にどうなのか? 統計学的に意味がある結果なのか?というのが疑問で、そのまま信じられるものではないと重います。 でも経験的に、ディスプレイでみるより紙でみたほうが間違いが見つかるような気はします) 具体的なアプローチの仕方は杏仁豆腐 さんが書かれていることで私は納得です。 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 14:00
争っても面倒なので TabControl で回避している私が昼 2 時をお知らせします。 _________________ C# と VB.NET の入門サイト じゃんぬねっと日誌 | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 14:32
統計的には「多い」のかもしれませんが「全て」ではありません 「便利さ」というのは開発側ではなく利用者側の主観に因るものだと思います 顧客が最近のパソコンばかり使っているとは限りません だから最近の(略 「スクロールしないで済むように1画面に収めてくれ」と言われた事はあります 設計チームはシステムの向こうにどういったユーザ像を描いているんでしょうね? | ||||
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投稿日時: 2008-03-28 14:47
それが、すでにTabControlを使いつつ、なおかつ巨大なのです。 unibonさんのおっしゃるとおり 肥大化した画面→クラスが肥大化している→分析が不十分、 の状態にあるように思えます。(業務に疎いので自信はないですが) TabControlは私も回避策としてよく使っていますが 「Tabじゃ同時に見れない、Tabを切り替えずに同時に並べて見たい」という要望が出ることがありますね。 今回もそう言っている人がいて、確かにその気持ちも理解できます。 そのようなときは、見たい内容をグルーピングし、ポップアップウインドウ化して、 並べて置いたり、必要に応じて脇にどけたりしながら見れるようにする などの対応を取ることもあるのですが、 ポップアップウインドウは小さければ意味があるが、大きいと意味がないので、 うまく(それなりに小さい単位で)グルーピングできないと効果がないんですよね。 他に何かうまいアイデアないかなあ・・と思います。 今回の設計チームは、Tabがあるんだから別画面にする必要なし、 つまり回避策としてでなく、積極的に(画面上に項目を詰め込むために)使っていこう という感覚のようです。 それもひとつのスタンスだとは思いますが やはり画面は重くなるし、項目が際限なく増えていく傾向に拍車がかかるし、 Tabに分けているのに、1024に収まらないのはいくらなんでも・・・という感覚が自分にはありますね。 なんというか、今回のことで、私は設計チームを説得しようとしている というよりは、 自分を納得させる材料探しをしているという感じなのですが これがなかなか・・・ |
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