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SCOのLINUX訴訟

投稿者投稿内容
ヒデ
ベテラン
会議室デビュー日: 2002/12/12
投稿数: 76
お住まい・勤務地: 横浜
投稿日時: 2003-07-10 15:02
引用:

 ->コメントまで一致しているそうですが、そもそもSCOの
  所有しているという元ソースでさえ、実はIBM製だという
  数々の状況証拠があるのです。
  つまり、SCOは自分が作れなかった機能をIBMに作っても
  らい、それをあたかも自分で開発したと開発者であるIBM
  とLinuxを訴えているそうです。


 IBMの作ったコードであったも、SCOの管理するUNIXの派生物なので権利は
 SCOにあるとの主張だったとおもいます。
 その辺の詳しいところは IBMとSCOの契約上の問題なので、裁判ではっきりと
 結論が出ると思います。

 最終的に、もしSCOが訴訟に勝ったら、日本の企業も Linux を製品に使用すれば
 ロイヤリティを払わざるを得ないでしょうね。
 (注)かなりの日本企業は、既にunixの権利を持っているそうです。

 個人で Linuxを使用している分には、全く問題ないとは思いますが・・・
san12
常連さん
会議室デビュー日: 2003/06/19
投稿数: 26
投稿日時: 2003-07-10 15:31
引用:

ヒデさんの書き込み (2003-07-10 15:02) より:
引用:



>IBMの作ったコードであったも、SCOの管理するUNIXの派生物なので権利は
>SCOにあるとの主張だったとおもいます。
>その辺の詳しいところは IBMとSCOの契約上の問題なので、裁判ではっきりと
>結論が出ると思います。

なるほど...他人の作であっても、自社に権利を残すとは。
ただ、IBMというかAIXのCC-NUMAの機能自体はSeaquent
のUNIX成果物のOEM的な流用だと思ったので、その辺を
SCOはどこまで”ずうずうしく”主張できるか見ものです。

>最終的に、もしSCOが訴訟に勝ったら、日本の企業も Linux を製品に使用すれば
>ロイヤリティを払わざるを得ないでしょうね。

SCOの主張の根幹は、アジア及び日本でのライセンスフィーを取り続ける
点にあると思います。
#某MSの換わりに米の稼ぎを取り付ける...

でも、7割以上の確立でSCOが負けると踏んでいますが。
少なくともソフトに関して、日本は赤字国です。
が、LinuxがサーバOSの主流を占める場合、何割かがへるようです。

>(注)かなりの日本企業は、既にunixの権利を持っているそうです。
Σプロジェクトからの流れで、H,N,FはSVR4及びSVR4.2で自社UNIX
開発した際、出来る限り版権と著作権を買い取っていますが、Linu
xとは当然別の話ですね。
しかも、3社ともLinuxに注力が激しい状況ですが、IBMからのソース
を削りとっても、3社が変わりのソースを提供すればいいんでないの!?
という気もします。

>個人で Linuxを使用している分には、全く問題ないとは思いますが・・・
既に、個人の枠を超えて動いていますからねぇ。



[ メッセージ編集済み 編集者: san12 編集日時 2003-07-10 16:23 ]
やす
会議室デビュー日: 2003/06/05
投稿数: 14
投稿日時: 2003-07-10 16:44
san12さん、こんにちわ。
不勉強で申し訳ありません。

教えて頂いたHPを見させていただきましたが、よけいにSCOの
訴訟がわからなくなりました^^;

結局は、IBMとSCOの間の問題であって、他の会社がLinuxを
使用しただけでライセンス料が発生するのがわかりません。
A社が発注したシステムをC社が開発し、C社はB社から同じような
システムを受注した場合、C社がA社のシステムで使ったコード
なりアイデアをB社のシステムに使っただけで、B社はA社に
ライセンス料を払えということですよね?

う〜ん、よくわからないですね。
けど、いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。
san12
常連さん
会議室デビュー日: 2003/06/19
投稿数: 26
投稿日時: 2003-07-10 19:14
san12さん、こんにちわ。
こんちわ。

>不勉強で申し訳ありません。
(^^;
>教えて頂いたHPを見させていただきましたが、よけいにSCOの
>訴訟がわからなくなりました^^;
>結局は、IBMとSCOの間の問題であって、他の会社がLinuxを
>使用しただけでライセンス料が発生するのがわかりません。

SCOの主張では、Linuxの各エンタプライズ機能は、UnixWereの
ソースからIBM(のエンジニア)が勝手に移植したものであり、
その元ソースの版権はSCOにあるため、勝手に使うな。というもの
です。
しかし、前にも書きましたが、SCOにはそのエンタープライズ分野
の技術を開発する能力も無く、開発したという証拠もありません。
多分、開発したのはIBMと日本の国産ベンダ、SGIといった商用
UNIXベンダと汎用機サプライヤーなのです。

ただし、ヒデさんがおっしゃるように、IBMの開発物がSCOに帰属
する契約だった場合、Linuxに使われているIBMの技術・知的所有権
の多くがSCOのものであり、Linuxを使う限り、SCOにライセンスフィー
を払う義務が生じます。

ヒデ
ベテラン
会議室デビュー日: 2002/12/12
投稿数: 76
お住まい・勤務地: 横浜
投稿日時: 2003-07-11 07:44
引用:

やすさんの書き込み (2003-07-10 16:44) より:

教えて頂いたHPを見させていただきましたが、よけいにSCOの
訴訟がわからなくなりました^^;


SCO社CEOのマクブライド氏が来日中で、下記にインタビュー記事が載っています。
参考にされてはいかがでしょうか?

当然のことですが、訴訟になっている問題の一方の当事者の一方的な発言なので
その点はお含みおきください。

なお、今回の訴訟に関しての一連の経緯がリンクからたどることが出来ます。
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0307/09/epn22.html

引用:

結局は、IBMとSCOの間の問題であって、他の会社がLinuxを
使用しただけでライセンス料が発生するのがわかりません。


san12さんのご説明の通りです。

引用:

A社が発注したシステムをC社が開発し、C社はB社から同じような
システムを受注した場合、C社がA社のシステムで使ったコード
なりアイデアをB社のシステムに使っただけで、B社はA社に
ライセンス料を払えということですよね?


決して SCOがIBMに発注したわけでは無いと思いますよ。
IBMにライセンスを供与しただけのはずです。
 このときの契約(守秘義務等)が問題になっているようです。
san12
常連さん
会議室デビュー日: 2003/06/19
投稿数: 26
投稿日時: 2003-07-11 11:43
引用:

ヒデさんの書き込み (2003-07-11 07:44) より:
引用:




決して SCOがIBMに発注したわけでは無いと思いますよ。
IBMにライセンスを供与しただけのはずです。
 このときの契約(守秘義務等)が問題になっているようです。



いやぁ!SUNがやってくれました。
Unix陣営の裏切り者ですね。
元々、社長がエキセントリックな人ですし、SCOから完全買取に
せよ、SVR4.2MPのソース版権を取得しているので、弱いと思って
いたのですが....
完全にIBMの足を引っ張るためだけにSCOと契約するとは。

Solarisは比較的優れたOSですが、HWはどうしようもないほど
遅くて、壊れやすいということで、IBMやHPとの競争に負けて
確実に地位を落としつつあったのですが、こういう絡め手で
自社の競争力を確保しようとするとは...

旧ハッカーの総本山も、やはり旧でしかないんですね。
既にLinuxやIA64にトレンドは移ってきていて、SUNは落ちる
だけでしょう....
やす
会議室デビュー日: 2003/06/05
投稿数: 14
投稿日時: 2003-07-11 19:47
ヒデさん、san12さん、こんにちわ。

私も、ZDNetのニュース見ました。
結局は、SCOを中心として、Linuxを快く思っていないところと、
Linuxに食われて、遅まきながらLinuxを支持しようとしたが、
失敗した陣営が巻き起こしたトラブルという感じでしょうか?

特にSunはJavaでもイニシアティブをIBMに取られているので、
何とかして足を引っ張りたいのでしょうね。

こんなことばかりやっているから、ちっともよくならないんですね。

結局争点は、コードの著作権よりも、UNIX用に独自に改変した
コードを第3者に見せることができるかどうかの話だけなんですね。
だったら、フリーソフトの精神そのものが訴えられていると思うん
ですが.......
いくらなんでも酷すぎますね。HPも軍門に下るとマクブライト氏は
ほのめかしていますが...そうなったら、世も末のような気がします。
MyTime
常連さん
会議室デビュー日: 2003/01/29
投稿数: 40
お住まい・勤務地: 静岡県
投稿日時: 2003-07-12 20:06
>結局争点は、コードの著作権よりも、UNIX用に独自に改変した
>コードを第3者に見せることができるかどうかの話だけなんですね。

 この場合、公開可能なコードであっても、他への転用が禁じられている場合があるということでしょう。第3者に見せることが可能であったにしても、そのコードおよびそれを改変したものを流用して他のものを作ることはできないという主張なのでしょう。GPL系のライセンスやFreeBSD系のライセンスなら可能かもしれませんが、SCOが提供しているUNIXライセンスは、それを許していないということだと思います。

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