Webデザインについて単なるツールや手段から論じるのではなく、htmlそのもの、及び、webコンテンツの制作過程が歴史の中で進化し、様々な問題を乗り越えてきた結果、現在のようになったということが最も的確かつ簡潔に記述されている書籍のひとつだと思います。
技術的側面、社会的側面双方からのバランスの良い視点によって集められた豊富な実例、ソースコード、統計データをもとに話が進んで行きます。
Webをどのようにデザインするかというよりも、Webデザインとはなにか、あるいは、どうあるべきかということを考える人にとって、大変面白い内容であると思います。最後の章は、今後のwebの行方を考える上での礎石となるでしょう。

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戦うWebデザイン―制約は創造性をはぐくむ 単行本 – 2001/5/1
ジェフリー ヴィーン
(著),
長谷川 憲絵
(翻訳)
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社エムディエヌコーポレーション
- 発売日2001/5/1
- ISBN-104844355961
- ISBN-13978-4844355960
商品の説明
商品説明
「サイトの良し悪しを決めるのは何か?」「Web技術を正しく使っているのだろうか?」といったWebデザイナーが直面する疑問や不安への答えが、本書から見出せる。
本書の1ページ目には、「Webの世界を覗いて『どうやって?』ではなく『なぜ?』と考えたすべての人に、この本を捧げる」と書かれている。めまぐるしく変化するWebの世界のなかで、新しい技術を目にするとすぐに「どうやって?」と考えがちな読者たちに、まずここで喝を入れている。
8章に分かれた本文では、Webデザインという考え方が生まれた背景を最初に解説した後、インタフェース、サイトの構造、ユーザーのシステム環境への対応などの各要素を視野に入れたWebデザインについて論じている。有名なポータルサイトなどを細かく検証しながら、親しみやすい口調で理論を展開している。
ヤコブ・ニールセンの『ウェブ・ユーザビリティ』が「理想論」だとするなら、本書は「現実論」といえるかもしれない。「すべてのユーザーがサイトを見られるようにすべき」と論じるのではなく、「なぜすべてのユーザーに見せる必要があるのかを考えてからデザインすべき」と論じているのである。
オールカラーのカラフルな構成だが、仕事としてWebデザインを手がけている上級者向けの本といえるので、初心者には何が書かれているのかわからないかもしれない。多少読み進めるのが難しい部分もあるが、本書から新しい何かを発見できるだろう。(上野祥子)
出版社からのコメント
Webデザイン革命の旗手による指南書 ついに日本上陸! 大人気Webマガジン「HotWired」のチーフディレクターとして絶大な人気を誇る著者が語るWebデザインの理論書が、ついに日本に上陸しました。サイト構築の考え方やインターフェイスなどのWebデザイナーが知っておくべき事柄が、わかりやすく親しみやすい語り口で展開される手軽な読み物です。さまざまなWebサイトのデザインやコラム執筆の経験をもとにして語られる内容は、デザイナーだけでなく、Webビジネスに関わる人々にとってたいへん価値のあるものになっています。
内容(「MARC」データベースより)
Webデザイナーと、Webの世界を内側から理解したい人に向けた指南書。サイトのよしあしを決めるのは何か? Webの技術はなぜこんなしくみなのか? ウェブマガジン『HotWired』に学ぶWebデザイン進化論。
登録情報
- 出版社 : エムディエヌコーポレーション (2001/5/1)
- 発売日 : 2001/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4844355961
- ISBN-13 : 978-4844355960
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,624,936位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 596位Webデザイン
- - 89,097位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
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