ITガバナンスの正体

本連載では、ITガバナンスの確立に奮闘する社員2000人の製造業・「山の手精工株式会社」で起こる物語を例に、ITガバナンスのノウハウについて解説していきます。

登場人物(これからさらに増えていきます!お楽しみに)
上野社長
ITがないと経営改革できないIT推進派。でも社内がついてこないうえ、IT導入効果が見えずに悩んでいる。
神田取締役
IT部門を見守る。本社支援部門統括で、CIO兼務。
池袋マネージャ(部長職)
ITを何とかしなければこの会社はつぶれると思っている。口癖は「なるほどぉ」。 純粋培養で頭が固いが、物語が進むにつれ徐々に……?
巣鴨リーダー(課長職)
システム開発・メンテナンス。旧態依然の管理職。漫然と時間を過ごすタイプ。言ったこともちゃんと取り組まない。口癖は「時間がなくて……」「今やろうと思っていた」
大崎さん(企画・ユーザーサポート担当)
ユーザーのリテラシーレベルが低いことも要望内容も把握している。他社動向に比べて、自社の業務のレベルの低さにうんざりしている。
秋葉原さん(運用担当)
ベンダ支配から脱却し、より貢献度の高い情報システムを提供できるシステム部門に変更したいと考え、行動しようとしている。
代々木課長(開発)
開発部門でITのことを特に知っている。部門のITリテラシーがあがらずイライラ。システムに人がついている現状を打破したいと考えている。
新橋課長(支援部門:人事総務担当)
ITリテラシー向上策に頭を悩ます。今後の人事評価や人材ローテーションについても一家言持っている。
日暮里くん(営業)
常に問題意識を持って仕事を進めている。義理と人情で世の中は動く。ITは関係ないと思っている周囲と異なり、営業で回った企業で見聞きしたことをきっかけに変わってきている。営業時間が取れなくなっている現状に不満。

  バックナンバー
必要なIT投資を経営層に認めてもらうには
連載:ITガバナンスの正体(5) IT投資を経営層に理解してもらうため、ビジネス戦略から見たIT投資・予算の組み立て方と、効果的な“説得法”について述べる

社内にITを根付かせる5つのポイント
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連載:ITガバナンスの正体(3) 全社員の意識をIT化・IT改革に向け、成功に導くにはIT部門だけでは足りない。業務部門の体制改革が必要になる

将来の企業戦略に向けITマネージャがなすべきこと
連載:ITガバナンスの正体(2) IT戦略実現のため、ITマネージャは経営層とのパイプを確立しなくてはならない。その具体策を説明する

ITマネージャの叫び「なぜIT化は失敗するのか?」
連載:ITガバナンスの正体(1) 多くの企業がITガバナンスなきIT化により、失敗を招いている。ITガバナンス確立のためにITマネージャがやるべきことを物語形式で解説


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