Mac OS X+PHPでオールインワン環境

準備編 クライアントPCに言語環境を入れる理由

繁田 卓二
株式会社 qnote

2008/10/07

Apacheのインストール

- PR -

 次はWebサーバソフトウェアのApacheをインストールします。すでにLeopardのApacheが起動していたり自動起動が設定されていたりする場合はここで無効にしておきましょう。

 MacPortsのApacheはバージョン2.0系と2.2系が別パッケージで提供されており、任意のバージョンをインストールすることが可能です。今回は2.2系の最新版をインストールしますので、あらかじめsearchコマンドでパッケージ名称を調べておきます。

$ sudo port search apache2
apache2     www/apache2     2.2.9
apache20    www/apache20    2.0.63

 Apache 2.0系が「apache20」、2.2系が「apache2」というパッケージ名になりますので、installオプションの後にapache2を入力し実行します。

$ sudo port install apache2

 MacPortsでは依存パッケージも同時にインストールしてくれます。apache2は多くの依存パッケージがありますので、インストールにはやや時間がかかると思います。無事インストールが終了すれば以下の自動起動に関する注意文が表示されるでしょう。

###########################################################
# A startup item has been generated that will aid in
# starting apache2 with launchd. It is disabled
# by default. Execute the following command to start it,
# and to cause it to launch at startup:
#
# sudo launchctl load -w /Library/LaunchDaemons/org.macports.apache2.plist
###########################################################
Warning: apache2 requests to install files outside the
common directory structure!
--->  Installing apache2 2.2.9_1+darwin_9
--->  Activating apache2 2.2.9_1+darwin_9
--->  Cleaning apache2

 この時点では自動起動スクリプトがコピーされているだけなので、ログイン時にはApacheは起動しません。Webサーバを常時起動させておきたい場合は注意文内のコマンドを実行します。

$ sudo launchctl load -w /Library/LaunchDaemons/org.macports.apache2.plist

 次にApache設定ファイルも作成しておきましょう。インストール直後には設定ファイルディレクトリにhttpd.conf.sampleというファイルが生成されていますので、これをリネームします。設定ファイルディレクトリは「/opt/local/apache2/conf」です。

$ cd /opt/local/apache2/conf/
$ sudo mv httpd.conf.sample httpd.conf

 最後にApacheを起動します。/opt/local/apache2/bin/apachectlコマンドを使用し以下のように実行します。

$ sudo /opt/local/apache2/bin/apachectl start

 それでは、Webブラウザからhttp://localhost/アクセスしてみましょう。画面3のように「It Work」と表示されれば成功です。

画面3
画面3 http://localhost/の出力結果

 今回は少し構築手順が長くなりましたが、MacPortsリポジトリにはさまざまな種類のパッケージが提供されていますので、一度構築しておけば今後の環境構築が楽になることでしょう。

 次回は、Apacheに複数バージョンのPHPを組み込み、オールインワン開発環境の完成までを解説する予定です。

3/3
 

Index
クライアントPCに言語環境を入れる理由
  Page1
クライアントマシンに言語環境を入れる理由
LeopardにプリインストールされたPHP環境
独自の環境を構築する
  Page2
MacPortsのインストール
MacPortsのアンインストール
Xcode Toolsのインストール
Page3
Apacheのインストール
Mac OS X+PHPでオールインワン環境

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  Coding Edgeフォーラムフィード  2.01.00.91


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