Oracle管理者のためのSQLリファレンス

表記ルール

本コーナーの各ページで使用するSQLコマンドの表記ルールを説明します。下記に挙げているのは基本ルールで、実際には複数の表記を組み合わせている場合が多いです。

大文字

大文字で表記されているのは、Oracleコマンドおよびキーワードです。SQL文を記述する際は、このまま記述します。例1では、「ALTER DATABASE MOUNT;」とそのまま入力します。

例1  
ALTER DATABASE MOUNT;

小文字

小文字で表記されているのは、表名、列名、パラメータ名、データディクショナリ・ビュー、動的パフォーマンス・ビューなどです。SQL文を記述する際は、このまま記述します。例2では、「all_users」データディクショナリ・ビューを参照しています。

例2  
SELECT * FROM all_users;

小文字+イタリック

小文字+イタリックで表記されている部分は、各自で適当な値に置き換えて入力します。例3では、「user」の部分を書き換え、「DROP USER scott;」などと入力します。

例3  
DROP USER user;

[ ]で囲まれ部分

中カッコ[ ]で囲まれた範囲は、オプションで記述する内容です。省略することも可能です。 例4では、自分のスキーマ・オブジェクトではない表を削除する場合、「DROP TABLE scott.emp;」 などと入力します。SCOTTが自分のスキーマ・オブジェクトであるEMP表を削除する場合は、[schema.]を省略して「DROP TABLE emp;」と入力できます。

例4  
DROP TABLE [schema.]table;

[ … ]で囲まれ部分

大カッコ[ ]の中に「…」が表記されていると、オプションで記述する内容が繰り返し入力できることを表します。例5では、1つの表の複数の列に索引を作成できることを示しています。例5では、「CREATE INDEX my_index ON emp (job, sal);」と入力することで、EMP表のJOB列とSAL列に索引を作成できます。

例5  
CREATE INDEX index ON table (column [, column …]);

{ | }で囲まれる部分

中カッコ{ }の中に|がある表記は、複数の選択肢の中からどれか1つを選んで記述するべきことを表します。例6では、作成するユーザーの認証方法を3つの中から1つ選ぶことを示しています。例えば、「CREATE USER scott IDENTIFIED BY tiger;」あるいは「CREATE USER scott IDENTIFIED EXTERNALLY;」あるいは「CREATE USER scott IDENTIFIED GLOBALLY AS 'CN=analyst, OU=division1, O=oracle, C=US';」のように入力します。

例6  
CREATE USER user
IDENTIFIED {BY password |
            EXTERNALLY |
            GLOBALLY AS 'external_name'};

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