連載C#入門コラム:Visual Studio.NET ベータ2使用時の注意 |
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本連載の第1回から第8回までのサンプル・ソースは、Visual Studio.NETベータ1日本語版のために作成されたものである。しかし、Visual Studio.NET Beta2英語版のリリースが始まり、多くの仕様変更が行われていることが判明した。そこで、これらのサンプル・ソースがベータ2英語版でも実行できるかどうか確認したところ、実行可能であった。ベータ2を入手した読者も安心して、本連載のサンプルコードを試していただきたい。
ただし、注意点が1つだけある。コンソール・アプリケーションのスケルトンを生成した場合、ベータ1ではMainメソッドを「public static int Main(string[] args)」と宣言している。これに対して、ベータ2では「public static void Main()」と宣言するコードが生成される。これはどちらの書式も正しく、ベータ1で生成されたコードがベータ2でエラーになるわけではない。そのため、ベータ1のために書かれたサンプル・ソースをそのまま入力しても、問題なく処理可能である。しかし、ベータ2で生成されたスケルトンの中にコードを書き込む場合は、「return 0;」を書き込んではならない。これは、Mainメソッドの戻り型がintの場合に必要となるものだが、ベータ2では戻り型がvoidなので、「return 0;」を書き込むと逆にエラーになる。
以上のような理由で、連載第1回目の「C#でHello World!」をベータ2で体験する場合は、生成されたリスト中に「return 0;」が見えないと思う。これはまったく正常である。ないまま試していただきたい。
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コラム:Visual Studio.NET ベータ2使用時の注意 | |
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