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.NET TIPS
Visual Studio 2005の一時プロジェクトが作成されるフォルダは?[VS 2005のみ]
デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信
2006/08/25 |
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Visual Studio 2005(以下、VS 2005)では、「一時プロジェクト」を有効にすることにより、プロジェクトをディスクに保存しないでアプリケーションを作成/実行できるが、実際には一時プロジェクトは次のような一時フォルダに保存されている(CドライブにWindowsをインストールしている場合)。
C:\Documents and Settings
\<ユーザー名>
\Local Settings
\Application Data
\Temporary Projects
\<プロジェクト名>
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一時プロジェクトが作成されるフォルダの位置 |
VS 2005はTemporary Projectsフォルダを作成し、その配下に一時プロジェクトのプロジェクト・フォルダを作成する。 |
この一時プロジェクトのプロジェクト・フォルダは、VS 2005を終了する場合やソリューションを閉じる場合に、ソリューションを保存せずに「破棄」したときには完全に削除される。このため誤ってソリューションを破棄してしまうと一時プロジェクトは2度と復元することはできない。
プロジェクト内の個々のファイル(Form1.csなど)を[Ctrl]+[S]キーなどにより保存していたとしても、それは一時フォルダ内のファイルを更新しているだけなので注意が必要だ。
VS 2005が異常終了した場合には一時プロジェクトの復活は可能
一時プロジェクトによりアプリケーションを作成中にVS 2005がハングアップするなどして異常終了したときには、一時プロジェクトがそのまま上記の一時フォルダに残っていることが多い。この場合には、プロジェクト・フォルダをそのまま別のディレクトリにコピーすることにより、プロジェクトを復活させることができる。
ただし、VS 2005は起動時にTemporary Projectsフォルダが存在しているとそれを削除してしまう。このため、VS 2005の異常終了などの後に残った一時プロジェクトをコピーする作業は、VS 2005を再度起動する前に行う必要がある。
利用可能バージョン:.NET Framework 2.0のみ
カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE
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