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.NET TIPS
usingディレクティブによる名前空間の指定を素早く記述するには?[VS 2005のみ、C#]
デジタルアドバンテージ 一色 政彦
2007/08/23 |
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「TIPS:using文による名前空間の指定を自動的に記述するには?」では、Visual Studio 2005(Express Editionを含む)のC#コード・エディタで「usingディレクティブによる名前空間の指定」を自動的に追記する方法を紹介している。この機能は、あるクラスを名前空間を含めずに記述する際に、その名前空間がusingディレクティブにより指定していなければ、それを自動挿入する機能である(詳しくは前掲のTIPSをご覧いただきたい)。この機能は非常に便利なので、活用している人は多いだろう。
操作手順は、次の画面のように、クラス名の右下に小さな赤い四角が表示されるので、この部分にマウス・カーソルを合わせる。これにより、スマート・タグが表示され、そこで任意の「usingディレクティブによる名前空間の指定」を選択するだけだ。
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名前空間が不明なクラス名の右下に表示される赤い四角の例 |
「File」というクラスの名前空間が不明なため、「e」の下の部分に赤い四角が表示されている。これにマウス・カーソルを合わせるとスマート・タグが表示される。 |
しかし実際には、この赤い四角がなかなか表示されなかったり、また表示されてもその位置にマウス・カーソルを合わせるのに手間取ったりと、意外と苦労させられることがよくある。このような場合には、マウス・カーソルではなくキーボードによる操作で表示させると楽になる。
具体的には、C#コード・エディタでクラス名の文字列上に入力カーソルを移動させて[Ctrl]+[.]キーを押せばよい。これによりスマート・タグが即座に表示され、素早く「usingディレクティブによる名前空間の指定」を追加できる。
次の画面は、実際にで[Ctrl]+[.]キーによりスマート・タグを表示させているところだ。
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[Ctrl]+[.]キーによるスマート・タグの表示 |
表示されたスマート・タグから適切な「usingディレクティブによる名前空間の指定」を選択するだけで、その記述が追加される。なお、前掲のTIPSで紹介されている[Shift]+[Alt]+[F10]キーを押しても、[Ctrl]+[.]キーと同様の内容になる。 |
ちなみに、IntelliSenseを表示する場合は[Ctrl]+[スペース]キーを押せばよいので、両方をペアで覚えておくと使いやすいだろう。
利用可能バージョン:.NET Framework 2.0のみ
カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE |
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