.NET TIPS [ASP.NET]Windows VistaでWebサイトのコピー機能を利用するには?デジタルアドバンテージ 岸本 真二郎2009/01/08 |
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Visual Studio 2008を用いてWebアプリケーションを作成し、完成したWebアプリケーションをローカルマシンのIISに配置するには「Webサイトのコピー」機能が利用できる。
Webサイトのコピー機能 |
メニューの[Webサイト]−[Webサイトのコピー]から実行できる。 |
ただし、Windows Vistaでこの機能を利用する際には、以下で示す2つの設定事項を確認しておくとよい。
IIS 7.0の設定
Windows Vistaに搭載されているIISのバージョンは7.0であるため、「Webサイトのコピー」機能を利用するには、IISの設定を一部変更しておく必要がある。
これにはまず、コントロール・パネルから[プログラム]−[プログラムと機能]−[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択する(実行には管理者権限が必要)。そして、[Windowsの機能]ダイアログのツリーから[Internet Information Services]を選択し、このノード配下にある[IISメタベースおよびIIS 6.0構成との互換性]を有効化する。
[Windowsの機能]ダイアログの[IISメタベースおよびIIS 6.0構成との互換性] |
Visual Studio 2008の実行権限
さらには、あらかじめVisual Studio 2008を管理者権限で実行している必要がある。管理者権限でVisual Studio 2008を起動するにはいくつか方法があるが、ここでは[スタート]メニューに登録されているメニュー項目を例にとって説明しよう。
この場合、[スタート]メニューから、Visual Studio 2008を起動するためのメニュー項目である[Microsoft Visual Studio 2008]を選択し、マウスを右クリックしてコンテキスト・メニューから[プロパティ]を選択してプロパティ・ウィンドウを開く。そして、[互換性]タブの[特権レベル]にある[管理者としてこのプログラムを実行する]チェックボックスをチェックする。
[スタート]メニューのメニュー項目のプロパティ設定 |
このようにすることで、次回より[スタート]メニューからVisual Studio 2008を起動する場合には、それが管理者権限で実行されるようになる。なお、Webサイトのコピーをそれほど頻繁に利用しないなら、(プロパティを変更せずに)毎回、上述したコンテキスト・メニューから[管理者として実行]を選択してVisual Studio2008を起動するだけでもよい。
以上の2つの設定を行うことにより、Windows Vista上でWebサイトのコピーが実行可能になる。
カテゴリ:Webフォーム 処理対象:環境 |
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