.NET TIPS Visual Studioでクリップボード・リングを使用するには?[VS 2005、VS 2008]デジタルアドバンテージ 岸本 真二郎2009/01/22 |
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Visual Studio(以下、VS)のIDE環境では、「切り取り(カット)」「コピー」「貼り付け(ペースト)」といった、標準的なクリップボード関係の操作が拡張されている。これは「クリップボード・リング」と呼ばれる機能で、IDE環境でコピーやカットした内容を複数個記録でき、ペースト時には、その中から選択してペーストできるというものだ。
以前のバージョンであるVS.NET 2002/2003では、[ツールボックス]ウィンドウに[クリップボード リング]というタブが用意されており、ここでクリップボードに保存されている内容が確認できた(参照:「.NET TIPS:VS.NETでコードを効率よくコピー&ペーストするには?」)。
Visual Studio .NET 2003 のクリップボード・リングの表示 |
VS 2005およびVS 2008では、このタブは表示されなくなったのだが、機能そのものがなくなったわけではなく、ショートカット・キーを用いることで選択的なペーストが行える。
これを行うには、ペーストを行いたい場所で、クリップボード・リングのショートカット・キーである[Ctrl]+[Shift]+[V]を押す。するとクリップボードの内容がペーストされる。ここで[Ctrl]キーと[Shift]キーを押下した状態のまま、さらに[V]を押すことで、以前にクリップボードに格納された内容が順に表示され、選択してペーストできる。
ただし、VS以外のアプリケーションでコピーや切り取り操作を行った内容は、クリップボード・リングを使ったペーストが行えない。この場合は、通常のペースト操作([Ctrl]+[V])で行うことになる。
カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE カテゴリ:Visual Studio 2008 処理対象:IDE 関連TIPS:VS.NETでコードを効率よくコピー&ペーストするには? |
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「.NET TIPS」 |
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