連載:〜ScottGu氏のブログより〜

IIS検索エンジン最適化ツールキット

Scott Guthrie 著/Chica
2009/06/12
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■“description is missing(説明がありません)”違反の確認

 上記では、私が137の“The description is missing”違反を犯していることが分かります。そのルールをダブルクリックして、この違反の詳細を見てみましょう。上記画面で、その説明ルールをダブルクリックすると、新しいクエリ・タブが開いて、その説明の違反だけをフィルタしたビューが自動的に表示されます(注:クエリは好みに応じてカスタマイズでき、リッチなデータ分析がしたい場合はExcelにエクスポートできるオプションもあります)。


図5

 上の画面の一覧にある違反をダブルクリックすると、その詳細が開きます。各違反には、その問題点の詳細と修正方法の推奨アクションが含まれています。


図6

 上の画面では、写真ページに<meta>要素を追加し忘れていることが分かります。現在、写真ページには単純に画像が表示されているだけなので、そこにどんなコンテンツがあるのかを検索エンジンは知るすべがないのです。25〜150文字の説明で、このURLが私の写真のアルバムであり、もっと多くのコンテキストも提供していることを説明できます。

 “Word Analysis”タブは説明文をチェックする場合に便利です。このタブは、ページについての詳細を表示し(そのタイトル、キーワードなど)、そこでHTMLに使用されているすべての単語と、それらが何回重複しているかを列挙します。ページ上で重複しているすべての2つの単語および3つの単語のフレーズも確認できます。また、このページへリンクするためにほかのページで使用している<a>タグのテキストも列挙します。これらはすべて、説明文をチェックするときに役立ちます。


図7

■大文字小文字が混ざったURL違反の確認

 “URL is linked using different casing(大文字小文字を混ぜて使用してリンクしているURL)”違反を見てみましょう。これには概略レポート・ページに戻って、このルール違反をクリックします。


図8

 検索エンジンはURLにリンクしているインターネット上のページ数を数え、そのURLが公開しているコンテンツの関係性を決定するために使用する重み付けアルゴリズムの一部として、その数を使用しています。つまり、あるトピックについて話しているあるURLに1000ページがリンクしていると、検索エンジンはそのURLがたった10人しかリンクしていない同じトピックのコンテンツのURLよりももっと高い関係性を持ったコンテンツであると推測します。

 検索エンジンは大文字小文字を認識してそれらを別々のURLとして取り扱っているのですが、多くの人はそれに気付いていません。これは、/Photos.aspxと/photos.aspxへのリンクが、ほとんどの場合、1つのURLではなく2つの異なるURLとして検索エンジンで取り扱われているということです。つまり、/Photos.aspxへのリンクが半分で、残りの半分が/photos.aspxへのリンクの場合、検索エンジンはその写真ページを実際の関連性では評価しません(代わりに、そのリンクはそれら2つで分割されるため、関連性は半分になります)。このためサイト内で大文字小文字を混ぜて使用している場所を探し出し、それを修正することは非常に重要です。

 上の画面の“URL is linked using different casing”違反をクリックすると、そのサイト上にある大文字小文字を混ぜて使用している104個のURLすべてが列挙されます。


図9

 URLのいずれかをクリックすると、その特定の違反と、どのようにそのサイトで大文字小文字を混ぜて使用しているかについての詳細を引き出せます。以下を見ると、サイト上で見付かった、単純に大文字小文字で区別されているURLの両方が詳細化されています。この場合、“AlbumId”という名前のクエリ文字列パラメータを使用したURLへリンクしています。サイトのほかの場所では、“albumid”(小文字の“a”と“i”)という名前のクエリ文字列パラメータを使用したURLへリンクしています。検索エンジンは結果的にこれらのURLを異なるものとして取り扱うので、私はそのコンテンツに対してページのランキングを最大限に生かせていません。


図10

 このような問題がサイトにあることを知るのが最初のステップです。次のステップは通常それより難しくなります。このURLが、このように使用される際に取り得るすべての異なるパスを探し出してみます。たいていの場合、修正を行って、それですべてを修正したと思い込んでしまいます。大文字小文字の問題になることに気付いていなかったパスが、そのサイトを通してもう1つあったのを見付けただけで。このようなシナリオをサポートするために、違反ダイアログの右上にある“Actions”ドロップダウンをクリックして、その中で“View Routes to this Page”リンクを選択します。


図11

 これによりダイアログがポップアップし、その問題のURLが実行されるように導く、クローラーが取るすべてのステップを表示します。


図12

 完全な大文字小文字の問題についての詳細を得ることができ、そしてその大文字小文字が混ざっている特定のURLにたどり着くステップを完全に分析できると、このようなタイプの問題を修正することが劇的に簡単になります。


 INDEX
  〜ScottGu氏のブログより〜
  IIS検索エンジン最適化ツールキット
    1.IIS SEOツールキットのサイト分析を使用
  2.“description is missing(説明がありません)”違反/URL違反
    3.標準フォーマット違反/リダイレクト違反/今後の自動修正のサポート
 
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