ステップバイステップで学ぶ

初めてのWebアプリケーション・サーバ



本稿は初めてWebアプリケーション・サーバをを学ぶ読者のために、無償で入手できる「WebSphere V3.5開発者キットCD」を使ってWebSphereによるWebアプリケーション開発を学ぶ基礎講座です。(編集局)
小野真樹
日本アイ・ビー・エム
2001/7/25

第4回 WebSphere Studioで開発するための準備

 1.開発ツールのインストール

 今回は、WebSphere Studioで開発を行うための諸準備と必要な知識について解説します。本連載では、開発ツールにWebSphere Studio 3.5とVisualAge for Java 3.5を使うことはすでに説明しています。あらためて紹介しますが、これらは、それぞれ評価版をIBMのWebサイトからダウンロードできます。

ダウンロード:IBM WebSphere Studio 3.5.2 Entry Edition(Studio)

 また、Webから申し込んで入手できる開発キットCDにはFixpack1レベルのものが入っていますが、ここでは先にインストールしたWASのFixpackレベルに合わせてFixpack2レベルのものを使います。Fixpack2のサイズはフルイメージとほぼ同じなのでV3.5.2 Entry Editionをそのままダウンロードします。Version 3.5.2のUS Englishを選択してください。言語はインストールする際に日本語を選択できるようになっていますのでご心配なく。

ダウンロード: IBM VisualAge for Java 3.5 Entry Enterprise Edition(VAJ)

 VisualAge for Java 3.5のEntry Enterprise Edition for Windowsは無料でダウンロードすることができます。しかし、『月刊ジャバワールド』5月号の付録CD-ROMには同様のインストール・イメージが入っていますので、今回はそちらを使わせていただこうと思います。もし、ダウンロードされるときは「VAJEntp1」「VAJEntp2」「VAJEntp3」の3つがあれば十分です。

 インストール方法は、以下のページを参考にして行ってください。インストール作業はすべて「wsadmin」ユーザーで行ってください。

WebSphere Studio 3.5.2 Entry Editionのインストール
VisualAge for Java 3.5 Entry Enterprise Editionのインストール

注意:Windows 2000 Server、または、Windows NT 4.0 Serverを使って評価しようとしている方は、StudioやVAJが途中うまく動作しないことがあるかもしれません。ユーザーの権限がAdministrators以外ではセキュリティ上、エラーとなる場合があるからです。その場合はwsdemoユーザーをAdministratorsにしてください。


2.WebSphereテスト環境を使う準備

初めてのWebアプリケーション・サーバ(第4回)
1.開発ツールのインストール
  2.WebSphereテスト環境を使う準備
  3.WebSphereテスト環境の稼動
  4.データソースの構成
  WebSphere Studio 3.5.2 Entry Editionのインストール
  VisualAge for Java 3.5 Entry Enterprise Editionのインストール

連載内容
 

第1回 開発者キットの入手とDB2までのインストール
第2回 WebSphereのインストールと動作確認
第3回 WebSphereを使う前の基礎知識
第4回 WebSphere Studioで開発するための準備
第5回 MVCモデルとWebSphere+VisualAge for Javaの連携
第6回 PageDesignerによるJSP開発
第7回 EJBツールによるEJB開発


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