Linux Tips

Windowsとファイルを共有するには

北浦訓行
2001/4/19

 Windowsとファイルを共有するには、Sambaを使用する。すでにSambaがインストールされているという前提で、設定方法などを紹介しよう。

 まず、Sambaの設定ファイル(/etc/smb.conf)を編集する。基本的には、デフォルト設定のままで大丈夫だ。変更する必要があるのは、「workgroup = 」の設定だ。ここには、Windowsの[ワークグループ]と同じ名前を設定する。

 次に、Samba用のパスワードファイルを作成する。これには、専用のシェルスクリプトが用意されているので、以下のコマンドを実行するだけでいい(シャドーパスワードの場合もこのコマンドを実行する)。

# cat /etc/passwd | mksmbpasswd.sh > /etc/smbpasswd

 Samba用のパスワードファイルができたら、root以外のユーザーがアクセスできないように、属性を変更する。

# chmod 600 /etc/smbpasswd

 ここまで設定が終わったら、Sambaを再スタートする。

# /etc/rc.d/init.d/smb restart
Shutting down SMB services:                                [ OK ]
Shutting down NMB services:                                [ OK ]
Starting SMB services:                                     [ OK ]
Starting NMB services:                                     [ OK ]

 最後に、Sambaのパスワードを設定する。

# smbpasswd nori
New SMB password:
Retype new SMB password:
Password changed for user nori.

 これで、WindowsからLinuxのホームディレクトリがアクセスできるようになる。Sambaの詳しい設定などは、「日本Sambaユーザー会」(http://www.samba.gr.jp/)のWebサイトを参照。

Linux Tips Index



 Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス
インストール/RPM ブート/ブートローダ
ファイル操作 環境設定
ユーザー管理 コンソール/ターミナル
X Window System セキュリティ
トラブルシューティング 他OS関係
ネットワーク ハードウェア
Webサーバ Samba
GNOME KDE
OpenOffice.org エミュレータ
ソフトウェア そのほか/FAQ
全Tips公開順インデックス Linux Tips月間ランキング
Linux Squareフォーラム全記事インデックス

MONOist組み込み開発フォーラムの中から、Linux関連記事を紹介します


Linux & OSS フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Linux & OSS 記事ランキング

本日 月間