Linux Tips

ログアウトしてもプログラムを実行し続けるには

北浦訓行
2002/9/19

 ターミナルエミュレータなどでプログラムを実行している場合、そのターミナルエミュレータを終了すると、ハングアップ(HUP)シグナルによってプログラムは強制的に終了される。しかし、実行結果が得られるまでに何時間、何日もかかるようなプログラムを実行する場合、それでは困ってしまう。かといって、ログインしっ放しにしておくのはセキュリティ上問題だ。

 このような場合には、nohupコマンドを利用するといい。nohupは、文字通りHUPシグナルを無視してプログラムを実行し続けるコマンドだ。標準出力と標準エラー出力は、nohup.outまたは~/nohup.outに追記されるので、プログラムの実行結果は後で確認できる。

 nohupコマンドの使用法は、nohupに続けて実行したいプログラム名を指定すればいい。

$ nohup ./a.out &

 なお、実行中のプログラムを中止するときは、psコマンドでプロセスIDを調べてkillコマンドでプロセスを中断する。killコマンドの使い方はハングアップしたプログラムを強制終了するにはを参照。

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