Linux Tips

ソースコードにパッチを当てるには

北浦訓行
2003/10/9

 開発途上のプログラムでは、「パッチを当てる必要がある」と注意書きされていることがある。「パッチを当てる」とは、プログラムの一部を修正することを意味する。一般的には、バグの訂正などのためにプログラムの一部分を改変する必要があるときに、パッチ用のデータが作成される。ユーザーは、そのパッチを当てることによってプログラムを訂正できる(大規模な訂正には、全ソースコードが含まれたtarボールなどが公開される)。

 パッチを当てるには、patchコマンドを使用する。例えば、tmpというディレクトリにあるプログラムに、mypatch-0.2というファイルのパッチを当てるには、以下の手順で行う。

$ cd tmp
$ patch < mypatch-0.2

 パッチの作成者とは異なるディレクトリ環境で作業する場合は、-p<数字>オプションで取り除くディレクトリの数を変更する必要がある。例えば、パッチファイルの3行目に、

+++ myprog/tmp/program.c ……

と書いてあり、自分の作業環境が、

tmp/program.c

だった場合は、

$ patch -p1 < mypatchi-0.2

とすると、先頭の1ディレクトリ(myprog/)が取り除かれてパッチが適用されることになる。

Linux Tips Index



 Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス
インストール/RPM ブート/ブートローダ
ファイル操作 環境設定
ユーザー管理 コンソール/ターミナル
X Window System セキュリティ
トラブルシューティング 他OS関係
ネットワーク ハードウェア
Webサーバ Samba
GNOME KDE
OpenOffice.org エミュレータ
ソフトウェア そのほか/FAQ
全Tips公開順インデックス Linux Tips月間ランキング
Linux Squareフォーラム全記事インデックス

MONOist組み込み開発フォーラムの中から、Linux関連記事を紹介します


Linux & OSS フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Linux & OSS 記事ランキング

本日 月間