Linux Tips

USBフラッシュメモリを使うには

北浦訓行
2004/2/19

 USBフラッシュメモリ(以下USBメモリ)をLinuxで使用する手順を説明する。

 LinuxでUSBメモリを使う場合、特別なドライバなどは必要ない。Linuxが起動したPCにUSBメモリを接続すると、自動的に認識する。認識したかどうかは、dmesgコマンドで確認できる。また、/var/log/messagesにもログが記録される。

$ dmesg
(省略)
hub.c: new USB device 00:07.3-2, assigned address 3
usb.c: USB device 3 (vend/prod 0xea0/0x2168) is not claimed by any
 active driver
.
Initializing USB Mass Storage driver...
usb.c: registered new driver usb-storage
scsi1 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices ←接続したUSBメモリの情報
  Vendor: BUFFALO   Model: ClipDrive         Rev: 2.00
  Type:   Direct-Access                      ANSI SCSI revision: 02
WARNING: USB Mass Storage data integrity not assured
USB Mass Storage device found at 3
USB Mass Storage support registered.

 USBメモリを使用するには、マウントが必要だ。rootでUSBメモリ用のマウントポイントを作成する。

# mkdir /mnt/usbfm

 USBメモリは、SCSIデバイスとして認識される。従って、マウントは次のように行う。

# mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usbfm/
# ls /mnt/usbfm
OpenOffice4.txt  見積り.sxc  売り上げ.xls

 上記の例では漢字を含む2bytes文字が正しく表示されているが、Red Hat LinuxやFedorea Core 1で日本語ファイル名を表示するには、別に設定が必要となる。詳しくはUSBメモリを一般ユーザーがマウントできるようにするにはを参照。

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