Linux Tips

サポートが終了したRed Hat Linuxをアップデートするには(apt編)

北浦訓行
2004/6/17

 Red Hat社によるRed Hat Linuxのサポートは終了した。だが、Fedora Legacy Projecthttp://www.fedoralegacy.org/)がアップデートパッケージの提供を続けているため、これを利用すればRed Hat Linuxをアップデートできる。

 Fedora Legacy Projectのアップデートパッケージを適用するには、サポートが終了したRed Hat Linuxをアップデートするには(yum編)で説明したyumコマンドを利用する方法のほかに、aptを使う方法がある。ここでは、Red Hat Linux 9をaptでアップデートする方法を説明する。

 最初に、aptのインストールを行う。Red Hat Linux 9の場合、rootでログインして以下のコマンドを実行する。

# rpm -ivh http://download.fedora.us/fedora/redhat/9/i386/RPMS.stable/apt-0.5.5cnc6-0.fdr.8.rh90.i386.rpm

 ちなみに、yumのパッケージはRed Hat Linux 8.0、同9の2種類が用意されている。バージョンに合ったパッケージをインストールする必要があるので、注意が必要だ。Red Hat Linux 9以外のダウンロード先は、http://www.fedoralegacy.org/docs/に載っている。

 aptのインストールが終わったら、/etc/apt/sources.listファイルの最初に以下の行を追加する。

rpm http://download.fedoralegacy.org/apt redhat/9/i386 os updates legacy-utils

 ミラーサーバを利用するなら、以下のようにする。

rpm http://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/apt redhat/8.0/i386 os updates legacy-utils

 /etc/apt/sources.listを修正したら、テストも兼ねて、アップデート可能なパッケージの一覧を取得してみる。

# apt-get update

 ここまでできたら、以下のコマンドを実行してPGPキーを追加する。

# rpm --import http://www.fedoralegacy.org/FEDORA-LEGACY-GPG-KEY

 PGPキーを追加しても、

warning: rpmts_HdrFromFdno: V3 DSA signature: NOKEY, key ID 4f2a6fd2

のようなエラーが表示される場合は、

# rpm --import /usr/share/doc/yum-2.0.3/*GPG-KEY

や、

# rpm --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY

を試してみる。

 アップデートされたパッケージを適用するには、以下のコマンドを実行する。

# apt-get upgrade
(省略)
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