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Fedora Core 2の「ようこそ」の画面を表示するには

北浦訓行
2004/10/21

 Fedora Core 2のインストールが終わって[再起動]ボタンをクリックすると、システムが再起動してライセンス同意書への同意などを行う「ようこそ」の画面が表示される。

インストール直後の再起動時に表示される「ようこそ」の画面

 ビデオカードが認識できないなどでX Window Systemの起動に失敗するとこの画面が表示されず、以下の設定がスキップされる(X Window Systemが起動しないときの対処法はVMwareにFedora Core 2をインストールするにはを参照)。

  • ライセンス同意書への同意
  • 日付と時刻およびNTPサーバの設定
  • 画面の解像度と色数の設定
  • ユーザーアカウントの作成
  • サウンドカードの設定
  • 追加プログラムのインストール

 これらのほとんどは、別のコマンドやX Window System用の設定プログラムで代替可能だが、「ようこそ」画面であればウィザード形式で設定できるというメリットがある。

 「ようこそ」画面は、インストール後の再起動時に一度だけ自動的に表示される。その時点でX Window Systemに異常があると自動的には表示されないので、手動で表示する必要がある。「ようこそ」画面を表示するには、rootで以下のコマンドを実行する。

# /usr/sbin/firstboot

 上記のコマンドを実行しても「ようこそ」画面が表示されないときは、以下のようにする。

# rm /etc/sysconfig/firstboot
# /usr/sbin/firstboot

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