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システムの負荷が低いときにジョブを実行するには

北浦訓行
2005/1/6

 一定の時間後にプログラムを実行するにはで、atコマンドで指定した時間にジョブを実行する方法を説明した。atコマンドに似た働きをするbatchコマンドを利用すると、それほど急いで実行する必要のないジョブを、システムの負荷が一定の値(平均で0.8)よりも低いときに実行することができる。

 batchコマンドでジョブの予約を行う方法は、atコマンドと同じだ。標準入力から指定する際は、

$ batch noon
at> execfoo ←execfooというプログラムを実行
at> <EOT> ←[Ctrl]+[D]キーで登録
job 3 at 2004-12-24 12:00

のように行う。上記の例では「noon」というオプションを指定しているが、これは正午(noon)以降でシステム負荷が0.8以下のときにジョブを実行するという指定だ。

 また、実行するコマンドをファイル(例えばexec.job)に記述しておき、

$ batch -f exec.job

のように指定することもできる。

 指定したジョブの一覧表示や取り消しなどは、atコマンドと同様にatqコマンドやatrmコマンドで行える。

$ atq
3       2004-12-24 12:00 b nori

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