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Red Hat Enterprise Linux互換のCentOS

北浦訓行
2005/1/27

 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)は非常に魅力的なディストリビューションだが、企業を対象とした製品であるため、個人で導入したりテスト用に導入するのは難しい。そのような用途にお勧めなのが、RHEL互換のディストリビューションだ。

 RHEL互換のディストリビューションとしては、CentOShttp://www.centos.org/)やWhite Box Enterprise Linuxhttp://whiteboxlinux.org/)などが有名だ。どちらも、ISOイメージなどをftp.riken.go.jpからダウンロードできる。ここでは、セキュリティアップデートのタイミングが早いといわれているCentOSをインストールしてみる。

 ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/などのミラーサイトからCentOSのディレクトリに移動して、CentOS-3.4-i386-disc1.iso〜CentOS-3.4-i386-disc3.isoをダウンロードする。これらをCD-Rに焼いてインストールする。インストールの手順は、Red Hat系のLinuxとまったく同じだ。Red Hat LinuxやFedora Coreをインストールした経験があれば、何の問題もないだろう。

CentOSの起動画面。パネル左端のボタンがCentOSのそれになっている点のみがRHELとの違い

 インストール後は、yumコマンドまたはGUIのup2dateなどを使ってパッケージをアップデートできる。Red Hat社が配布しているRHEL用のSRPMパッケージをリビルドしてCentOSにインストールすることも可能だ。また、Red Hat Linux 9用パッケージの多くがインストール可能だ。

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