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普段使っていないリポジトリを一時的にyumで利用するには

北浦訓行
2005/9/29

 yumコマンドには、普段は使用しない設定になっているリポジトリを一時的に有効化し、そのリポジトリからパッケージをダウンロードできる仕組みがある。この仕組みを使うと、あるリポジトリに存在するパッケージを明示的に指定できる。

 例えば、Fedora Core 4(FC4)で、テスト段階の最新カーネルをインストールする場合、以下のオプションを付けてyumコマンドを実行する。

# yum --enablerepo=updates-testing update kernel

 この場合、--enablerepoオプションで指定したリポジトリ(例では「updates-testing」)が一時的に有効になり、updates-testingにある最新のカーネルパッケージがインストールされる。

 FC4の/etc/yum.repos.d/fedora-updates-testing.repoは、以下のような内容になっている。

[updates-testing]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Test Updates
#baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core
/updates/testing/$releasever/$basearch/
mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors
/updates-testing-fc$releasever
enabled=0 ←デフォルトで無効
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora-test

 --enablerepoは、「enabled=0」と設定されているリポジトリを一時的に有効にするオプションである。

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