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Fedora Core起動時にシステムを最新版に更新するには

北浦訓行
2006/3/30

 Fedora Coreは、yumコマンドで最新パッケージをインストールできる。また、

# chkconfig yum on

としておけば、cronでパッケージが自動更新される。しかし、デスクトップPCの場合は24時間稼働させるわけではないので、cronによる自動更新は難しい。そのようなときは、yum-updateonbootを使う。

 yum-updateonbootを稼働させておくと、システム起動時にyumのリポジトリを調べて更新されたパッケージの有無を確認し、ある場合は自動的にインストールしてくれる。yum-updateonbootはFedora Extrasに用意されているので、yumコマンドでインストールできる(FC4およびFC5で使用可能)。

# yum install yum-updateonboot

 インストールか完了したら、以下のコマンドを実行する。

# chkconfig yum-updateonboot on

 これで、次回から起動時にyum-updateonbootがパッケージの更新をチェックしてくれる。ただし、大量のアップデートパッケージがある場合は、それらのダウンロードとインストール作業がシステム起動中に行われることになるので、システムの起動に時間がかかるようになる。

 なお、yum-updateonbootで更新されたパッケージは/var/log/yum.logで確認できる。

Mar 27 04:06:07 Installed: yum-updateonboot.noarch 0.3.1-1.fc4
Mar 27 04:28:27 Updated: bind-libs.i386 24:9.3.1-18.FC4
Mar 27 04:28:29 Updated: sendmail.i386 8.13.6-0.FC4.1
Mar 27 04:28:30 Updated: bind-utils.i386 24:9.3.1-18.FC4
(省略)

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