Linux Tips

パーティションを丸ごと別のHDDにコピーするには

北浦訓行
2007/8/29

 ドライブの換装などでパーティションを丸ごと別のHDDにコピーする場合、KNOPPIXやFedora 7のLive CDに収録されているGParted(Gnome Partition Editor、http://gparted.sourceforge.net/)を使用すると便利だ(「GPartedでパーティションを操作するには」参照)。

 コピーを始める前に、コピー先のHDDにコピー元のパーティションと同容量以上の空きがあることを確認しておく(パーティションは確保されていても、されていなくても構わない)。コピー先のパーティションサイズまたは空き領域がコピー元よりも小さい場合は、コピーすることができない。

 ここでは、3つのパーティションが作成された160GbytesのHDDを、250GbytesのHDDにコピーする手順を紹介する。

 Live CDを起動してGPartedを実行する。GPartedのウィンドウが表示されたら、ツールバーの右上に表示されたデバイスの選択ボックスからコピー元のドライブを選択する。コピー元のパーティション構成が表示されたら、コピーの対象となるパーティションを選択して、ツールバーの[コピー]ボタンをクリックする。

コピー元のパーティションを選択

 次に、デバイスの選択ボックスからコピー先のドライブを選択する。コピー先のパーティション構成が表示されるので、コピー先のパーティションもしくは空き領域を選択して、ツールバーの[貼り付け]ボタンをクリックする。

コピー先の空き領域を選択

 空き領域を選択すると、[××を貼り付け]ダイアログボックスが表示される。このダイアログボックスでは、空き領域のうち、どこにパーティションを作成するかを指定することができる。

[/dev/sda1を貼り付け]ダイアログボックス

 [貼り付け]ボタンをクリックすると、GPartedの画面に戻る。この時点では、指定した作業は保留状態になっていて、いつでもキャンセルすることができる。

 作業を実行するには、ツールバーの[適用]ボタンをクリックするか、[編集]メニューの[Apply All Operations]を選択する。確認のメッセージが表示されるので、作業を開始するときは[適用]ボタンをクリックする。

 作業が完了すると、プログレスバーに「全ての操作が無事完了しました」と表示されるので、[閉じる]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じる。すると、デバイスが再スキャンされて、最新の状態が表示される。

 後は、同様の手順で残りのパーティションをコピーすればいい(参考:「パーティションを丸ごとバックアップするには」)。

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