内部向けと外部向けネットワークのDNSを分離するには

森下泰宏 (JPRS)
2003/10/29

 セキュリティ上の理由などにより、自分のドメイン名の名前空間やIPアドレスをインターネット上に広く公開するものと、内部ネットワークにのみ公開するものに分割して管理したい場合があります。この場合、外部公開用と内部ネットワーク用の2つのDNSコンテンツサーバをうまく運用することで、円滑な管理が可能となります。

 内部ネットワークで使用しているドメイン名とインターネット上のドメイン名の双方に対するアクセスを実現するためには、内部ネットワーク用のDNSコンテンツサーバにより構成される名前空間と、インターネット上のDNSコンテンツサーバ群により構成される名前空間の双方に対し、必要に応じて適切にアクセスするためのDNSキャッシュサーバの設定が必要となります。

 具体的には、内部ネットワーク用のドメイン名については組織内に設置したDNSコンテンツサーバにアクセスして結果を得るようにします。そのための設定方法には、以下の2パターンあります。1つは、インターネット上のドメイン名についてはインターネットに接続可能なDNSキャッシュサーバに検索要求をフォワードする方法(図1)です。

図1 DNSキャッシュサーバに検索要求をフォワード

 もう一方は自ら通常の反復検索を行って結果を得る(図2)ように設定する方法です。これにより、双方に対するシームレスなアクセスを実現することが可能となります。

図2 通常の反復検索でDNSコンテンツサーバにアクセス

 この場合に重要なのは、内部ネットワーク用のドメイン名に対する問い合わせ要求をインターネット上のDNSコンテンツサーバに対して行わないように、組織内のDNSキャッシュサーバの設定をきちんと行うことです。


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