いまさら聞けないネットワーク管理コマンド


山本洋介山
bogus.jp

2009/3/2


にわか管理者でもこれだけマスターしておけばいざというときアタフタしない、“最強ネットワークコマンドファイブ”をご紹介します。

 全国のにわか管理者の方々こんにちは。元にわかネットワーク管理者です。

 春です。

 全国のちょっとインターネットに詳しいだけの人が急にネットワーク管理者に任命される恐怖の季節がやって来ました。

 ちょっとPCに詳しいからといって、いくら小さくても会社のネットワークの管理がいきなりできるわけもなく、インターネットにつながらなかったり、メールが送信できなかったりしても、訳も分からずアタフタすることも多いと思います。

 そこで、誰にも聞けないネットワーク管理のための基本中の基本となるコマンドを紹介させていただきます。

 コマンドプロンプトの開き方

コマンドの前にまずは、コマンドを使うためのコマンドプロンプトの開き方です。

・Windows XPの場合

 「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」です。

・Windows Vistaの場合

 右下のWindowsマークをクリックしてコマンドプロンプトのショートカットを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。

 「Shift」+右クリックですぐに開くことが可能。「Shift」キーを押しながら右クリックメニューを聞き、「コマンドウィンドウをここで聞く」を選択でもいいかもしれません。

 これでコマンドプロンプトが開きます。

 ネットワーク管理の仕事内容と同じような地味な画面で作業を進めていきます。

 ping

 何かマシンの調子が悪いとか、どこかにつながらない、といわれたときにまず使うのがこのコマンドです。

C:\>ping www.atmarkit.co.jp

のような形で使います。検査するサーバが稼働しているときは

Pinging www.atmarkit.co.jp [202.218.219.160] with 32 bytes of data:

Reply from 202.218.219.160: bytes=32 time=5ms TTL=54
Reply from 202.218.219.160: bytes=32 time=5ms TTL=54
Reply from 202.218.219.160: bytes=32 time=5ms TTL=54
Reply from 202.218.219.160: bytes=32 time=6ms TTL=54

Ping statistics for 202.218.219.160:
Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 5ms, Maximum = 6ms, Average = 5ms

C:\>

 のように相手サーバからの返事が返ってきます。

Pinging www.atmarkit.co.jp [202.218.219.160] with 32 bytes of data:

Request timed out.
Request timed out.
Request timed out.
Request timed out.

Ping statistics for 202.218.219.160:
Packets: Sent = 4, Received = 0, Lost = 4 (100% loss),

C:\>

 

のように返事が返ってきません。

 これで、「サーバが落ちてるようですね」といっておけばひとまず安心です。

 

いまさら聞けないネットワーク管理コマンド。最強コマンド5連発
<1つ目>ping
  <2つ目>ipconfig
  <3つ目>telnet
  <4つ目>nslookup
  <5つ目>tracert

 こんな脱力系ヒューマンエラーはいやだ。あるあるトラブル5連発


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