第3回 Exchangeを守る決め手は「マルチスキャンエンジン」


高橋 桂子
NRIラーニングネットワーク株式会社
ラーニングソリューション部
(Microsoft MVP for Windows Server System - ISA Server)
2007/2/16

 スキャナの更新

 Forefrontでは、シグネチャファイルとスキャンエンジンを合わせて「スキャナ」と呼びます。では、マルチスキャンエンジン環境での、シグネチャファイルおよびスキャンエンジンの更新はどのように行うのでしょうか?

 スキャナの更新については、スキャンエンジンパートナーが提供したシグネチャファイル、スキャンエンジンをマイクロソフトでテストしてから、マイクロソフトサイトにアップロードしており、すべてのスキャナの更新は、このマイクロソフトサイトからHTTPプロトコルを介して実行できるようになっており、個々のベンダごとに更新を行う必要はありません。

図8 スキャナの更新(画像をクリックすると拡大します)

頻度
機能
1回 特定の日時に1回だけ更新する。
毎日 毎日指定された時刻に更新する。
[繰り返し]指定により間隔を指定できる(間隔の最低値は15分)。
毎週
毎週同じ曜日の同じ時刻に更新する。
毎月 毎月同じ日にちの同じ時刻に更新する。


 この記事では、FSEの機能特徴を中心に解説しましたが、より詳細な情報や機能を確認されたい場合、次のようなコースが用意されていますので、ご利用ください。

Microsoftパートナー向け無料トレーニング(mstep)
Microsoftイベント&セミナー(MSES)
  「Microsoft Forefront Security for Exchange Server/
   SPS製品セミナー」

3/3
 

Index
Exchangeを守る決め手は「マルチスキャンエンジン」
  Page1
Microsoft Forefront Security製品群の特徴
Exchange Server 2007との統合
  Page2
マルチスキャンエンジンとバイアス設定
Page3
スキャナの更新


Profile
高橋 桂子(たかはし けいこ)

NRIラーニングネットワーク株式会社
ラーニングソリューション部

前職では、外資系ソフトウェアメーカーでNOS製品のトレーニングコース開発、資格制度の設立、運営に携わる。1997年、NRIラーニングネットワークに入社。Microsoft認定トレーナーとして、ActiveDirectory、セキュリティ、SMS、ISA、Exchangeなどのインフラ系コースの開発、実施を担当。

ISA Serverについては、テクニカルドキュメントや教育コースを開発、Tech・EDなど各種カンファレンスでのスピーカーを務める。Forefront Security についてもβ版より教育コースの開発を担当。

2005年4月、Microsoft社より、MVP Windows Server System - ISA Server認定を受ける。

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