Security&Trust

第1回 読者調査結果発表
〜ネットワークセキュリティ対策の現状と今後〜


小柴 豊
@IT マーケティングサービス担当
2001/7/24

 Security&Trustフォーラムで、第1回目の読者アンケートを実施した。本稿ではセキュリティ製品の導入状況や読者のセキュリティへの関心事などについて、その主要な結果を紹介しよう。

セキュリティはエンジニアの必須科目?

 まず最初にネットワーク・セキュリティについての読者の立場を聞いたところ、「勤務先または顧客システムへのセキュリティ環境導入/運用に関与している人」が全体の45%、「業務として直接は関係ないが、セキュリティ技術に興味がある」人が53%という結果であった(図1)。後者の比率の高さを見ると、セキュリティ関連知識は(直の担当であるかないかにかかわらず)ITに携わる者が学ぶべき一般教養となっているように思われる。

図1 ネットワークセキュリティ導入/運用関与度(N=135)

アタック対策+αへ広がるセキュリティ製品導入

 セキュリティ環境導入/運用に関与している読者のシステムには、どのような製品が導入されているのだろうか? 現在の導入製品と今後1年以内の導入予定を集計したのが図2である。13の製品分野のうち、現在導入が進んでいるのは「ファイアウォール」「ウイルス対策」の2製品。おのおの約7〜8割の導入率があり、これらアタック対策はすでにネットワーク構築の必須ツールとなっていることが分かる。一方で今後の導入予定率を見ると、「PKI」をはじめ「脆弱性(セキュリティホール)監査」「暗号化ツール」「VPN」「ワンタイムパスワード」など、より広いジャンルのセキュリティ導入が進むと見込まれる。

図2 セキュリティ製品・サービスの導入状況(複数回答 n=60)

 では今後セキュリティ製品は、どのような目的で導入されていくのだろうか? 前項でPKIを導入済みまたは導入予定と答えた人にその用途を聞いてみたところ、「業務システムへのログイン認証/アクセスコントロール」に加えて「電子署名機能付加による送受信データの信頼性確保」を挙げる読者が多かった(図3)。企業活動でネットワークの重要性が高まるにつれ、アタック対策のみならずビジネス・トランザクションのセキュリティも注目を集めそうだ。

図3 PKIの導入用途(複数回答 n=34)

製品導入だけでは解決できない? セキュリティ関心事

 最後に全読者を対象に聞いた、“現在最も関心のあるセキュリティ分野”の結果を見てみよう(図4)。6つの選択肢を用意したところ、「不正侵入対策」「ファイアウォール」「PKI」の順に関心が高くなっている。ファイアウォールは(前述のとおり)ツールとしてすでに普及してはいるが、読者コメントを見ると「効率的なログ管理/監視方法」など運用面での課題が大きいようだ。Security&Trust フォーラムでは、こうした声におこたえすべく各分野の技術解説〜導入/運用に関する記事を掲載している。ご興味ある分野について、ぜひ下記関連記事をご参照いただきたい。

図4 最も関心のあるセキュリティ分野(N=135)

調査概要
  • 調査方法:Security&TrustサイトからリンクしたWebアンケート
  • 調査期間:2001年6月4日〜7月3日
  • 有効回答数:135件
関連記事
  連載 ファイアウォールの基礎知識(Security&Trust)
  連載 PKI基礎講座(Security&Trust)

 

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