SNS構築プラットフォームNing

アプリが豊富な「Ning」で
「自分SNS」を作ってみよう


シンブリッジ
新居祐介

2009/5/22
100万ものSNSネットワークを構築し、開発者コミュニティによるアプリ開発が活発な、SNS構築プラットフォームの「Ning」で「自分SNS」を作ろう

Ningって知ってますか?

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 もはや、ブログと並んで一般化したSNS。いまでは、大手の「mixi」や「GREE」のように、不特定多数の人が参加するSNSはもとより、各企業やグループなどが、特定のテーマでSNSを立ち上げる、ということが一般化してきていて、読者の皆さんも、「mixi」など大手SNS以外にも、複数のSNSに所属している人は多いのではないでしょうか。

 さらに1歩進んで、「自分牧場SNSを立ち上げてみたい」とか「会社やサークルのプライベートSNSを作りたい」などといったときに、気軽にSNSを立ち上げられれば、と思ったことはありませんか?

 現在、日本国内で、自分のSNSを立ち上げるとした場合、主に下記の4通りの方法があります。

  1. 自前でサーバを用意して、オープンソースのSNSをセットアップする
  2. セルフサービスでSNSを立ち上げられるサービスを利用する
  3. ASP型のサービスを利用する
  4. スクラッチで開発する

 1.の自前サーバでオープンソース利用については、日本で最もユーザー数が多いオープンソースのSNSはOpenPNEだと思われます。OpenPNEは現在3万のSNSが使用しているとのことです。また、セットアップも、それほど難しくないため、比較的簡単にSNSを立ち上げることができます。オープンソースなので、無料でダウンロードでき、サーバ費用だけで、SNSが使えるのが魅力です。(参照記事:社内SNSをOpenPNEで作ってみよう

 2.のセルフサービス型は、例えばアメブロでブログを開設するように、サイトに登録すれば、自分のSNSが作れてしまうサービスのことです。例えば、無料で使えるものとしてはSo-net SNS(これもOpenPNEベース)、有料だとGrouptubeなどが有名どころでしょうか。いずれも標準的なSNSの機能は装備されているので、すぐに利用することができます。まったく技術的な知識がなくても、自分のSNSが立ち上げられるのが魅力です。

 3.のASP型は、複数の企業が、有料のASPサービスとして提供をしており、ニーズに応じてカスタマイズをしてくれるところもあります。企業がSNSを導入する場合は、1.のオープンソースベースでカスタマイズをするか、3.の製品版を利用するか、で検討をする企業が多いように見受けられます。

 そして、4.のスクラッチで開発ですが、このサイトの読者の方であれば、自分で開発しちゃう、なんて方も多くいらっしゃると思いますが、エンジニアではない方だと、少しハードルが高いですね。

 このように、SNSを立ち上げるといっても、いくつかの方法が考えられます。この中から

 今回は、誰もが、もっと手軽に、しかも無料でSNSを立ち上げられる方法として、2.のセルフサービス型のサービスを検証してみたいと思います。

 今回取り上げるのは、「Ning」というサービスです。

専用アプリケーション「Ning apps」の開発情報で賑わうNing Developer

 このサービスはアメリカにある同名の会社が運営するサービスで、2005年にβ版、2007年に大幅リニューアルを行い、サービスを展開しています。

 現在、日本語をはじめ20カ国語以上の言語で利用可能で、このサービスを使って立ち上げられたSNSは、間もなく100万件に到達しようかというサービスです。100万ネットワーク構築を達成(うち20万がアクティブ)し、ネットワーク全体で毎日8万5000〜10万人の新規ユーザーがあるといいます。また、オープンソースで開発に参加できるNing Appsも注目を浴びています。

 Ningは簡単に高機能なSNSを立ち上げられ、またカスタマイズも簡単に行えるので、今後、日本でも利用が増えてくると思います。

 それでは、実際にNingに登録して使ってみましょう。

登録はカンタン

 登録はとても簡単です。トップページから「Sing Up」のボタンをクリックすると、このような画面が表示されます。

トップページから「Sing Up」のボタンをクリックして登録しよう

 ここに、「名前」「メールアドレス」「パスワード」「誕生日」とCAPTCHAを入力してサインアップ。その後写真や国名等いくつかの情報を入力したら、すぐにマイページが表示されて使い始めることができます。

 なお、日本語に対応していますので、「名前」は日本語で登録できます。

 マイページはSNSのマイページとはちょっと違う

 これが、Ningのマイページです。

Ningのマイページ

 さて、登録後表示されるのがマイページですが、これは、通常のSNSのマイページとは、イメージが異なります。

 あくまで、Ning自体はSNSではなく、SNSを作るサービス。つまり、マイページとは、SNSを作るベースとなる場所という位置付けです。ですので、SNSを新規に作る場合や、ほかのSNSを探して参加したりするためのページということになります。

 また、自分のプロフィールは、各SNSで共通で使えますので、このマイページで、情報編集を行うことになります(右上にある「設定」から編集できます)。

 ちなみに、マイページの上部に、「何をしようとしていますか?」という、検索フォームのような個所がありますが、これは、一見ヘルプに見えるのですが、実は自分のいまのステータスを表示するもの。メッセンジャーなどで、「おなかすいた」とか、「徹夜中……」といったメッセージが書ける機能です。「どこからSNSを作るの?」などと、質問を書いてしまってから気付きましたが。日本語って難しいですね。

 次ページから、いよいよSNSを立ち上げていきます。

  1/3

 INDEX
ソーシャルネットワーク構築プラットフォーム、Ningを使ってみよう
自分SNSをNingで作ってみよう
Page1
Ningって知ってますか?
登録はカンタン
  Page2
SNSを立ち上げてみよう
機能を見てみよう
  Page3
カスタマイズしよう
機能の追加やレイアウト変更もカンタン!
デザインを変更しよう
SNSをリリースしよう!
「こんな機能があったら」に応える高機能なサービス


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