Apolloプログラミング入門(1)

背景が透けて表示されるApolloアプリを作成してみよう

クラスメソッド
横田聡
2007/3/28

AIRファイルの作成とインストール

 Apolloアプリケーションの実行ファイルである“AIRファイル”の作成にはadtコマンドを用います。引数には、AIRファイル名、設定ファイル名、配布物に含むファイルまたはディレクトリを指定します。

> adt -package HelloApollo application.xml HelloApollo.html

 AIRファイルが作成されましたので、ApolloアプリをローカルPCにインストールします。AIRファイルを実行すると、インストール画面になります。

 署名やシステムアクセスレベルについて警告表示が出ますが、まだアルファ版ですので、職場では自分の作ったApolloアプリのみの実行が望ましいでしょう。

画面4 アルファ版のairファイルインストール時には、署名やシステムアクセスレベルについて警告が表示される

 インストールボタンを選択すると次の画面に遷移します。ここでは、デスクトップにショートカットアイコンを作成するか、スタートメニューに登録するか選択できます。

画面5 ショートカットアイコンか、スタートメニューに登録するか選択する

 インストール後、そのまま実行させることができます。

画面6 Apolloアプリがインストールされた

 同じappIdのアプリケーションをインストールしようとすると、再インストールとアンインストールのオプションが表示されます。

画面7 再度同じApolloアプリをインストールしようとすると通知してくれる

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  このように簡単にApolloアプリを作成することができました。

Flexから簡単Apolloアプリ作成

 AdobeのFlashをベースとしたRIAを開発するための開発ツール、Flex(参照記事:Flex2でWebアプリ開発(1))を用いてもApolloアプリを簡単に作成することができます。Flex Builder 2.0.1にFlex Builder 2 Apollo Extensionsを追加インストールします。

 AdobeLabsからFlex Builder 2 Apollo Extensionsをダウンロードします。

 Apolloアプリを作成するにはプロジェクトの新規作成にてApolloプロジェクトを選択します。

画面8 プロジェクトの新規作成。アプリケーションのデータアクセスの方法を選択

 特にアドビサーバ製品と連携しない場合は、次へ次へ次へと進むとApolloアプリの設定を記述できます。最後に終了ボタンを選択しApolloアプリのひな型が完成します。

画面9 IDにアプリの名前を付けて完成させる

 アプリ画面にHello Apollo Worldと表示するプログラムを記述します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<mx:ApolloApplication xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml"
 layout="absolute">(本来は1行)
    <mx:Label text="Hello Apollo World" fontSize="20"/>
</mx:ApolloApplication>

 プログラムを実行するとすぐにApolloアプリが起動します。

実行結果4

画面10 Hello Apollo Worldと表示するプログラムが起動した

 透明のウィンドウにするために、背景を透明にして、Apollo設定ファイルにてウィンドウも透明にします。

 背景を透明にするにはStyle指定をします。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<mx:ApolloApplication xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml" 
layout="absolute">(本来は1行)
    <mx:Style>
        Application
        {
            background-image:"";
            background-color:"";
            background-alpha:"0.2";
        }
    </mx:Style>
        <mx:Label text="Hello Apollo World" fontSize="20"/>
</mx:ApolloApplication>

 ウィンドウを透明にするには、rootContentタグのsystemChrome属性をnoneにし、transparent属性をtrueにします。

<rootContent visible="true" transparent="true" systemChrome="none">
HelloApollo.html</rootContent>(本来は1行)

 実行すると、背景が透けて表示されるApolloアプリの完成です。

画面11 背景が透けて表示されるApolloアプリが完成した

 FlexBuilderから配布用のAIRファイルを作成するには、Apolloプロジェクトを右クリックしてエクスポートを指定し、メニューからDeployable AIR fileを選択します。これで簡単にAIRファイルの完成です。

 以上のようにHTMLやFlexアプリを簡単にApolloアプリとして作成することができました。HTML内に記述されたJavaScriptも動作しますので、応用例としてGoogleMapなどのAjaxと連携させたApolloアプリを作成することも可能です。次回以降は、ApolloのAPIを利用したアプリケーション開発について紹介します。

プロフィール:横田 聡(よこた さとし)
クラスメソッド株式会社  代表取締役
業務向けアプリのRIA化を推進している会社です。業務ポータル/ビジネスインテリジェンス/顧客管理/営業支援のシステムなどワンストップで作っています。 最近は、業務向けモバイルアプリ開発や特定ユーザー向けアプリ開発なども行なっています。主にApollo/Flex/Java/C#/Flash/JavaScriptを使って仕事をしています。社員募集中です。
会社ブログ(YOKOTA-LOG)と個人ブログ(FlexCoder)も更新中。

3/3  

 INDEX
Apolloプログラミング入門(1)
  Page1
パブリックアルファ版│ ApolloランタイムとSDKのダウンロード
  Page2
HTMLから簡単Apolloアプリ作成
Page3
AIRファイルの作成とインストール│Flexから簡単Apolloアプリ作成




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